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【#夜の独り言】現代版『月が綺麗ですね』探して。

眠りたいけど、眠らなきゃだけど、あと少し起きていたい。


睡眠前の少し我儘になるこの時間帯が私は好き。

「何か面白いことは無いかしら?」

そんな惰性にも近い意識の中で目にした一つの記事。


広告業界最大手である電通が定期的に情報発信を行なっている『電通報』
業界人のみならず、「さすが電通!」と思わされる面白い切り口の記事が満載なメディアなので、良かったら是非見て見てください(でも私はH社派)。


本記事ではコピーライターの阿部広太郎さん(電通)が
自身の著書の紹介を行いつつ、以下のような内容に触れている。

夏目漱石は「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」と訳したとか。
今のあなたなら、何と訳しますか?

参考までに「夏目漱石×月が綺麗ですね」のエピソードを説明すると...

夏目漱石が英語教師をしていた時、生徒が「I LOVE YOU」を「我君を愛す」と訳したところ、「日本人がそんなセリフ口にするか。『月が綺麗ですね』とでも訳しておけば良い」と言ったとか、言わなかったとかいう逸話。


例え本当は口にしていないエピソードだとしても、
時代とロマン溢れる言葉だなぁと今でもグッとくるお話だ。

そんな『月が綺麗ですね』を、

いや、『I LOVE YOU』を現代日本人として今一度解釈・分解してみよう、
というのが阿部さん(電通)の試みである。

夏目漱石が生きた時代から約100年後の現代。
私たちは今なら『I  LOVE  YOU』を何と訳すだろうか。

寝る前の頭の体操、言葉遊びに少し考えてみた。

「もう一駅歩きませんか?」
「3年間、一緒のクラスで良かった」
「とんかつ食べに行きませんか/©️嫁」
「連絡先教えて」
「何だか、懐かしいね」
「今度は私がご馳走するね」


夏目先生ほどグッとくる表現を生むのはやはり難しいけれど、
複雑化する現代だからこそ表現できる『I LOVE YOU』は
人の数だけあるのだ。


100年後、遠く未来の人にも聞いてみたいね。

「『I  LOVE  YOU』あなたなら何と訳しますか?」



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