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苦手だった「教える」が、「書くこと」で上手になってきたかも。

働いていると、当然、新人さんが入ってくるわけで。
私はこの「教える」ことが大の苦手です。

そんな私が、小1の息子にスキーを教えるハメになりました。
だって、小学校で必須なのだもの…。

そこで、渋々教えたところ、なぜか夫に「教えるのうまいね」と言われたのです。
戸惑いながら、苦手な教えることをなぜ褒められたのか考えてみました。


まずは、雰囲気を味わって気分をあげるために、スキー場へ。  

久々すぎて、ゲレンデをみるだけで
テンションがあがる!


スキーを履く(靴とスキー板をカチンとはめる)という最初の難所をこえ、ふもとのなだらかなところでいざ滑走!

その時、私がしたことを振り返ってみました。

1.どの順番で伝えるか、構成を考える

文章を書く時、おおざっぱながら、構成を考えます。
ざっくりでいいので、1番伝えたいことを決める。
それにまつわるエピソードを上げるというところです。

スキーを教える時にも、今日のゴールは「滑る体験をして、息子がスキーを楽しいと感じてもらうことかな」と始めました。

ビビリの息子が滑るためには、まず、安全であることを伝える。
それからスピードに乗る楽しさが味わえると上出来。
そのためには、転んで止まる方法を伝え、
次に滑る姿勢を伝えました。

この順序だって伝えることが、頭でっかちな息子には良かったのかもしれません。

ちなみに、夫はいきなりリフトに乗せようとしてました。
降りれなくて嫌になっている図しかみえないので、リフトで山頂に行かなくてよかった。

2.感覚を、言葉にして伝える

文章にするとき、自分の感覚を言葉にしていきますよね。
日記も、いつ、誰が、何を、どうしたという5w1hを書くようにすることで、読み返したときにわかりやすくなった実感があります。

書くことは、言葉という形になって現れるので、「それ、あれ」というあやふやな表現で話すことが多かった私に、言語化の力をつけてくれていると思います。

例えば、スキーを転んで止めるとき、「山の、山側と谷側を比べて、谷側に転んだらどうなる?」と息子に聞くと、「転がる!」と。じゃあ、反対に転んだら大丈夫だから、スピードが出たら、山側に転ぼうと伝えるとどんどん転べるようになりました。

3.子どもにわかる例えを探す

わかりやすい文章は例えが上手と、色々な書くための本にあります。
その例えを読んだ人が、普段何に関心があるのか、という他者の世界観を感じ取れる力がなのでしょう。

今回は、小1息子が相手。
普段息子がみているYouTubeから、当てはまるワードがないか頭をフル回転しました。

スキーでは、止まる時にエッジ(スキーのへり)を角度をつけることで、スピードの調整が可能です。
スキーの板を歯の字にして、かつ両膝をうちにいれて板を立たせること
━つまり、内股になって、前傾姿勢になるこのポーズを「おしっこもれそうのポーズ」と命名。
小学生の男子にはどハマりし、笑いながら滑っていました。

この置き換えは、書くことを意識するようになってから、普段の生活の中でも、ふと考えることがあります。

これは、この表現に似てるな…と無意識に探して、一人でクスッとして。
その瞬間が、意外と楽しかったりします。

4.まとめ

今まで、教えるということは、上から目線で偉そうだ…と、ひたすらに避けてきました。

でも、教えるために必要なのは、相手に伝える力なのかなと今回感じました。
論理的に考える力や相手の立場で表現する力が、もし上がっているとすれば、普段続けている書くことだと思います。
この文章を書いていても、言葉にするのは頭を使いますし…。

書くことが、何になるんだろう…と少し不安になることってありますよね。そんな方にも、「思わぬとこほで、何かに役立つこともあるんだな」と、感じてもらえるといいな、と思いながら。


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