新しいことを始めるとき。逃げ腰な私に、イカリを
新しいことを始めると、そりゃ最初からうまく行かないよね…
そこで、諦めないから夢が叶うのか!
いしかわゆきさんの記事を読んで、そんなエールが突き刺さりました。
あんなに、みぞおちに突き刺さったのに、すぐに抜いてしまうのが、私の悪い癖…。
忘れない!という気持ちを込めて。
よみがえる過去と、これからの抱負を残してみます。
限界が早すぎる、私
部活には苦い思い出があります。
中学生の頃、バスケ部でした。
ある日、顧問の逆鱗に何かが触れたのか、4時間ずっと走り込みを繰り返したことがありました。
列になって、体育館の端に沿って走る。
先頭の一人はダッシュして、後ろに着く。
その間、みんな体力を削がないことに全力を注ぎながらジョグする。
自分の先頭ダッシュが回ってきて3回目。
掛け声を出すことも苦しい。
周りからも「はぁ、はぁ」という絶え絶えのこえが聞こえる。
「ダメだ。心臓が死ぬ」と、私は列から離脱し、顧問に限界ですと伝えました。
顧問の「座っとけ」の捨てゼリフよりも、走り続けるみんなの視線が、矢になって深く刺さる。
高校で剣道部だった頃も、そう。
掛かり稽古という、自分よりガタイのいい顧問の先生に、竹刀で振り飛ばされながらも、挑んでいく。
先生の気まぐれで、「止め」がかかるまでずっと。
強いものに、やられにいく根性が私にはなく、コソコソ逃げ回って時間をやり過ごしていました。
産後、手術室に異動になったときも。
絶対的権力を持つ医者に、怒られながら働く。
耐えられずに、数年で退職しました。
…あぁ、逃げてばかりだなぁ。
少し前に、インタビューライターに、すごく憧れたことがありました。
人の価値観に興味がある。
その人らしい生き方って、なんだろう。
大嫌いだった祖父が亡くなったとき、
看護学校受験の面接対策で、『白い巨塔』をみたとき、
今でもずっと考え続けています。
インタビューでその人のことを深く知れるようになれたらなぁ。
と、勇足でインタビューについて学ばせてもらった時も、「時間に追われてダメだ」とすぐに辞退しました。
ここでも逃げるのか?
いしかわゆきさんは、声優さんになりたくて、応募して応募して、努力したという。
私は、ちょっとやっただけで、叶わないと言ってしまってないだろうか。
もっとやってみてからでも諦められる。
「あの時やっていたら、私だって」という未来の自分は、カッコがつかないなぁ。
少し遠回りをしながらでもいいから、インタビューライターを名乗って仕事ができるようになろう。
そうやって、また逃げたいときに、この記事をイカリがわりに残してみます。
…いや、こっそり消しちゃうかもしれないけどね。
(やはり退路も作っている)