農薬の一般的なイメージについていろいろ考える
・浸透移行性がある農薬は世界中で使われている。特に日本で多いということはない。(ある/ないの二元論でもない)
・使った農薬がずっと残るわけではなく、植物体内外で分解されていく。そうでなければ1回の散布で済むはずだ。また、作物残留性の試験が行われていて、ずっと残るようなものは基本的に登録できない。
・農薬の使用によって栄養価が下がる、という一般的な見解はない。肥料や栽培方法そのものが影響しているだろうし、本当に農薬が栄養を破壊しているなら、世間の99%の人はなんらかの障害が出ているだろう。
・揚げ足取りのようだが、「消化も吸収もできない」ならば排出されるはずだ。蓄積するというのなら少なくとも吸収されている。
・この手の農薬批判にありがちなのだが、そもそも「化学物質」の定義が曖昧で、あらゆる物質を一緒くたにしすぎだ。砂糖や塩はどうなんだ?
・正しい。
・だが、それを言うなら医薬品以外のあらゆるものがそうだ。食材だって臨床試験されてないよ。
・残効と浸透移行性はイコールではない。
・「洗っても落ちず」の点は、そもそもほとんどの農薬が軽く水で流したくらいでは落ちない。
・「葉から出た水滴」はどういう意味だろう。作物残留の文脈…?だとしたら基準値越えってことか?
・言い切れないのに断定しないでほしい。
たいがいのことは農薬工業会のQ&Aに載っているので、それを見れば解決する。
まあ、農薬を過剰に敵視する人は、こっち側の話なんか聞いてくれないことが多いのだけど……。
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