2024/4月第五週のゾンビ論文 

本物のゾンビについて書かれた論文を探すべく、Googleスカラーのアラート機能を使い、ゾンビについて書かれた論文を収集している。

アラートの検索条件は次の通り。

  1. 「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network

  2. 「zombie -firms -Chalmers -xylazine -biolegend -DDoS」(取りこぼし確認用)

「zombie」をキーワードにゾンビ論文を探しているのだが、比喩としてゾンビを使う論文も多いため、「-◯◯」で比喩としてのゾンビを扱うが論文を排除している。排除したいゾンビや論文は、以下の通り。

  • 「-firms」:ゾンビ企業

  • 「-philosophical」:哲学的ゾンビ

  • 「-drug」:ゾンビドラッグ

  • 「-network」:情報科学系の論文ならなんでも

  • 「-DDoS」:ゾンビPC

  • 「-biolegend」:細胞の生死を確認するゾンビ試薬

  • 「-gender」:ジェンダー学系の論文ならなんでも

  • 「-narrative」:ゾンビ映画・小説などの評論

検索条件1には一般性の高い排除キーワードが含まれているため、それらが不必要にゾンビ論文を排除していないかを条件2で確かめる。

今回、4/29~4/30の期間で収集し、以下の通りの論文を得た。

  1. 「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」二件

  2. 「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS」七件(検索条件1とかぶったものを含めると九件)

検索条件1はゼロ件だった。


検索条件1「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」

今回はヒットがなかった。二日間だけであるし、妥当か。



検索条件2「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS -Chalmers」

上記の条件でねらいのゾンビ論文を誤って排除していないかチェックするために、こちらの検索結果もチェックしておく。ただし、ゾンビ企業とゾンビドラッグ、ゾンビ試薬、ゾンビPC、哲学的ゾンビは排除されるように設定してある。

怖い死体:キョンシーと中国の吸血鬼

アラート日付:4月29日
原題:Scared Stiff: Jiangshi and Chinese Vampires
掲載:The Palgrave Handbook of the Vampireという本
著者:Katarzyna Ancuta
ジャンル:比較文化学

「-network」および「-philosophical」、「-narrative」、「-narrative」で排除。吸血鬼に関する色々な論文を集めたオムニバス本からのヒット。続く二本も同様である。英語圏では吸血鬼がゾンビと並ぶ人気モンスターなのだなあ。


吸血鬼とデジタルモバイルメディア

アラート日付:4月29日
原題:Vampires and Digital Mobile Media
掲載:The Palgrave Handbook of the Vampireという本
著者:Kirstin A. Mills
ジャンル:メディア学

「-network」および「-philosophical」、「-narrative」、「-gender」で排除。以前も触れたことがある。


日本の吸血鬼

アラート日付:4月29日
原題:Japanese Vampires
掲載:The Palgrave Handbook of the Vampireという本
著者:Colette Balmain
ジャンル:比較文化学

「-narrative」および「-gender」で排除。以前も触れたことがある。


文学におけるポストミレニアル文化の恐怖: 恐怖、リスク、安全

アラート日付:4月30日
原題:Post-Millennial Cultures of Fear in Literature: Fear, Risk and Safety
掲載:このタイトルの本がある
著者:Mustafa Kirca と Adelheid Rundholz (編集)
ジャンル:評論

「-philosophical」および「-narrative」で排除。ポストミレニアル作品における「恐怖の文化」を調査する。その一例にゾンビを挙げているのだろう。


最後に

検索条件1はゼロ件だった。

検索条件2に関しても、特に学べることはなかった。

今回はねらいの論文がなかった。


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