娘の斜視治療について

子供の斜視治療について、自分で一度言語化するために少し記載します。

私の娘は両目ともに先天性の白内障です。1000人に一人くらいの多いのか少ないのか微妙な人数が該当する症状らしいですが、私の妻も実は先天性の白内障だったこともあり、前例があったことで生まれて数ヶ月で眼内レンズの白い濁りに気づくことができました。知らなければ私ではまったく気づけなかったかもしれません。

早期発見ではあったので、指定のこども病院を紹介してもらい、そこから定期的な病院通いが始まっています。両目ともに濁りがあるため、それを避けて見ようとすることで両目ともに内による内斜視の状態になってしまい、視力が上がるにあたって弱視になる恐れもあり、経過月数等も踏まえて手術になりました。

1歳になる前に2回の手術を指定のこども病院で受けています。1回目の手術は濁った眼内レンズを摘出する手術、2回目は斜視の手術でした。

1回目で両目ともに眼内レンズを摘出しているため、早々に両目コンタクトになりました。慣れるまで怖いですが、それ以上にずれてしまったときに外すのが本当に大変。実際、一人で大暴れする娘を抑えて、両目を開いて、レンズをとるのは実質無理と思う時があります。だいたいが私たちは夫婦二人がかりで抑えて、片方がとるような状態になります。

娘も今1歳になったばかりですが、やはり何をされているかもわかりませんので、相変わらず毎日大泣きして暴れます。矢無負えないのですが、暴れるうちは二人がかりでないとどうしようもないですね。

コンタクトを入れていますが、今度は内斜視が目立つようになってきました。親って駄目ですね。娘が可愛いくて毎日ずっと見ていると、目が寄ってしまっていても本当にそこまで気づかず、周りに指摘されるまでわからなかったりします。周りも気を使って言えないこともあるようで、病院ではっきりと手術で眼球の位置を変更する必要があると言われるまで、そこまで気にしていませんでした。

2回目の手術では斜視の手術、眼球についている筋膜の位置を変えて内に寄っている眼球の位置から変えてしまう手術でした。手術後の時点で、確かに今まで目が寄っていたのだとはっきりわかるくらいに位置が変わりました。それでもやはり見方がが内寄りのため目は寄っていました。

経過観察、少しずつ斜視の改善は見られましたが、やはり見方にも癖がついてしまっている状態になりました。視力があがってきていろいろ見るようになりますが、うちの娘の場合は片目だけで見るという癖がついてしまっていました。子供のうちは片目だけで見ることができるようですが大きくなると物が二つに見える、両眼視ができない(両眼視:二つの目で見て、脳内で一つの物として変換する。立体的にものを見られるようになる)ようになる可能性が高くなっていました。

そのため優先してみる目(うちの娘は左目)ではない右目からコンタクトを入れて時間を置いてから左目にコンタクトを入れるように医師から指示を受けました。先に右目からよく見えるようになるので右目を使うようになるためのトレーニングです。

うちで少し困ったのが、妻が育休を終え、保育園に通うようになっていました。保育園に預ける前に両目ともにコンタクトを入れなくてはいけないのですが、時間差が必要になったため、普通に妻の出勤は難しくなりました(娘が起きて右目コンタクト入れて、数時間置いてから左目にコンタクトを入れるため)。会社に相談してなんとか妻は時差出勤による時短での勤務が認められたのでなんとかなりました。妻の勤める会社に感謝です。

斜視の治療については3段階あり、

①両目ともに視力を上げる。弱視を避けるための治療。私の娘の場合、白内障の手術とコンタクトを入れることがこれにあたりました。

②斜視治療。2回目の手術とコンタクトを入れる経過観察がこれにあたります。

③最終段階で両眼視を獲とくすることですが、現状の治療がこの段階になっています。コンタクトをずらしていれて優先的に見ている目以外の目で見るためのトレーニングを行う。

ただ、やはりその治療だけでは足りない点もあるようで、先日こども病院に行った際には2点の治療方針を出されました。

①コンタクトを右目に入れた際に、左目にアイパッチをする(完全に右目だけでみるような状態にする)。これが厄介で、1歳になったばかりの子供がパッチをおとなしくつけてくれるわけもなく、対策検討中になっています。

②斜視用の眼鏡。斜視用の眼鏡が使えるかどうかを検査する必要もあるそうですが、偏光レンズで両目の斜視によるズレを調整するそうです。アイパッチすら嫌がって自分でとる娘に眼鏡をつけられるかは正直疑問ですが、治療の仕方としてはその段階に来ているようです。

斜視には種類があり、種類によっては両眼視を獲とくすることはできないケースもあるそうです。どういった状態にまでもっていけるかは不明ですが、少しでも娘が生活しやすいように出来る限りのことをしていかなければいけません。が、それ以外は元気に育ってくれているため感謝です。

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