シェア
鯖吉 葉
2020年9月3日 12:09
これは私が中学生の頃にあった話だ。その日私は叔父のお通夜に参加するため、山奥にある叔父の家に制服を着て三時間ほど車に揺られて来ていた。叔父とはお盆等に顔を合わせる程度で大して親しかったわけでもなかったが、身近な人の死というのはやはり何か思うところがあったようで、その日は朝から気が重かった。山奥なので雪が深く、車が思うように進まず着くのが遅くなったので、叔父の家に着いた頃にはとんでもない人