弁当はイマイチだが、なくなると困る
セブン&アイホールディングスのサービスに、セブンミールというものがあり、セブンイレブンの店頭で手数料無料で、1個からお弁当を頼めることを知っているだろうか?
CMやネットの広告でも全然出てこないのでおそらくほとんどの人が知らないと思う。
私が最初に見つけたのは、セブンイレブンの店内でラックに一つだけ入っていたメニュー表だった。2か月後に出産を控えており、産後しばらく家事をするのが大変なので、何か楽できるサービスはないかと探していた私には、まさに神様のような存在であった。
受取日3日前までに注文する、という制約はあるけれど、1個から頼めて、受け取るセブンイレブンを自分で選べる。配達もしてもらえるが有料で、店頭受け取りにすれば手数料はゼロ。内容も揚げ物ばかりのコンビニ弁当とは違って、煮物や野菜炒め、焼き魚も入っていたりする。
もう既に周りの妊婦3人にすすめて、皆利用している。在宅ワークで昼ごはんを準備するのが面倒だ、という共働き夫婦にもすすめたところ、平日の昼はセブンミールのお弁当にしているらしい(昼のお弁当も店頭で受け取れる)。
これだけ周りにすすめまくっているのだから、そろそろセブン&アイからお礼のnanacoポイントが振り込まれてもいいぐらいなのだが、もともと赤字事業なのか、値上げしたり、容器がちっさくなったりと低迷し、今は、大がかりなサービスの刷新に取り組んでいるところらしい。
サイトが休止され、当面の間、電話注文のみ、という前近代的な手段になったのに、メニューが手元にないため、久々にコールセンターに電話して、女性担当者からお弁当の内容を聞いて注文した。あとから調べたら、私が電話していたのは、注文電話番号ではなく、セブンミール総合案内電話だったらしい。1か月ほどして、冊子のメニュー表が送られてくるようになった表紙には、注文専用番号が赤字で記載されていた。
そこから2週間ほどして、電話注文だけでなく、スマートフォンからのみ、webでもメニューを注文できるようになった。最初からそうしてほしい。不評すぎたのか、お弁当のボリュームも以前のものと同じくらいまで回復したように思った。最初からそうしてほしいよほんと。
コスト削減をしたいと思われるが、いまさら紙の会員証が突然送られてきたり、メニュー表を冊子で郵送してくるあたり、かなり重度の方向性迷子で、今後の継続が危ぶまれる感じがする。それでも子育て中の私にとってはなくてはならないサービスで、色々食べられるようになった子どもと毎週楽しみにしているお弁当なのである。
自分で取捨選択を吟味した結果、捨てられたものは、あっさり記憶から消えてなくなってしまう。捨てた最初の頃は、「あ、やっぱり捨てないほうがよかったな」と思っていても、テレビを見ていたり、遊びに行ったりしているうちに忘れている。
でも、自分が困難にあるときに、頼っていたサービス、お店が突然なくなってしまうと、精神的にこたえることがある。気分転換に通っている蕎麦屋、子どもといくといつも子どもにお菓子をくれる障がい者の人が運営しているパン屋も、セブンミールのお弁当も全部私の生活には欠かすことができないものとなっている。
実家に帰ってのんびりしていたら、すっかりnoteを置いてけぼりにしておりました。更新していくので、またスキしてもらえると嬉しいです。
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