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つばめの巣作りと我が家のリフォーム事情

駅前の新しくできたビルの軒先にツバメが偵察に来ていることに2歳児が気がついた。もうそんな季節ですか、と言いながら通り過ぎる。次の日も散歩で来てみると、ツバメは既に到着しており、巣の土台づくりに励んでいるところだった。
婚活して、カップルになって家つくりかぁと、ここに至るまでのプロセスに敬意を表しつつ見守っていたが、いかんせん場所のチョイスがイマイチだった。なんか暗いし、駅前で騒音もある。人の目があって安全かもしれないが、四六時中見られて落ち着かない物件になっていた。このあたりのセンスは野生のカンにもレベル差があるということなのか。
1週間見守っていたがなかなかに巣作りは難航していた。誰かがいたずらをしているのかもしれない、と思ったほど遅い。土台はできるものの、巣の形にならないのである。なんと、ついに翌日にはツバメがいなくなってしまった。
調べてみると、ツバメが途中で巣作りを放棄することはよくある話だそうで、やはりこの物件は厳しかったかと、中途半端に土台だけ作られた巣を子どもと眺めていた。
大丈夫、まだ他の物件もあるはず。二羽の絆があればどこでだってやっていける。ここからがやる気の見せどころや、と見えないツバメにエールを送る。

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去年マンションのリフォームをしたときは、何度か心が折れそうになった。とにかく引っ越し業者のピークを避けて引っ越したいがために急がせたのがよくなかったのかもしれないが、かなり想定の斜め上をいくヤラカシをしてくれたため、入居後手直しせざるをえないところもあった。

住めば都、はかなりラッキーな人のキラキラワードだと思う。どしゃ降りの日に下請けの業者が壁紙のカタログを道路に落として、はられていた付箋もカタログ自体も水没したから、もう一度選び直してほしいと言われて子どもの寝かしつけ途中に玄関で記憶を頼りに選び直したり、襖を眺めていたら、微妙に壁紙と柄が違う!と気がついて問い合わせたらこれまた下請け業者が型番の転記を間違えた、とのことでやり直してもらったり。ハイ、思い出すだけで疲れますね。
でも諦めずに最後まで粘り強く(グチグチいいながら)頑張れば、今は結構快適な我が家になっている。一人ではここまでの気力はわかない。かといって夫は特に何もしていない。こだわりがなさすぎるからだ。壁紙も床の柄も私が選んで決めた。それでも私のグチグチ緩衝材として、見事役割を果たしてくれたと思っている。
ツバメの夫婦関係はどうですか?お互いマメに働くのでしょうか?グチグチ言いながらもリフォームと向き合ったのはわずか1ヶ月ほどです。疲れたら、栄養ドリンクを飲んだり、甘いものを食べて頑張ってほしい!

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