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ユ・ヒヨルのスケッチブックが終わったらしい

昼、いつものようにKBSの日本語ラジオを聴いていたら、その中で、「ユ・ヒヨルのスケッチブック」という韓国KBSでやっている音楽番組が終わったという話をやっていた。

これを書いているのはその日の夜だが、驚いて検索すると確かにそうだった。

番組中止のきっかけはユ・ヒヨル氏に起きた盗作疑惑だ。
何でも坂本龍一の曲を盗作したのではないかという疑いだ。

盗作疑惑については、正直あまり興味がないので、その曲を聞いてはいない。
漏れ聞こえるニュースでは坂本龍一氏もこれに関してコメントを出しているそうだ。
類似性はあるが、法的措置が必要なレベルのものではないと。

これでこの騒ぎは終わるのかと思っていたが、このほかにもこの曲も似ているんじゃないか、という話が別に出てきて、結局番組を終えることになったようだ。

正直、寂しい。

司会のユ・ヒヨル氏は私が韓国で暮らしていた1996年、1997年頃にはもうテレビで見ていたような気もしている。
その頃からずっと活躍しているミュージシャンだ。

この音楽番組は、ユ・ヒヨル氏が担当するのは2009年からだが、同じコンセプトでもう90年代には始まっていた音楽番組だ。
ミュージシャンがMCを務め、ゲストのジャンルも幅広く、とても良質な番組だ。
私が韓国に住んでいた頃は、女性歌手のイ・ソラ氏が担当し、「イ・ソラのプロポーズ」という番組だった。
その後、何人かがMCを務め、現在の姿に至っている。

ずっと日本にもこんな音楽番組があればいいのに、と思っていた。
そんなに笑いに走ることなく、音楽に対するリスペクトも込められた音楽プログラム。
確かに日本にはない。

私は韓国から日本に戻ってきてからもスカパーを契約して、この番組だけはずっと見て来た気がする。
これをずっと見ているから、そんなに韓国語の能力は落ちていないのだと思う。
「カムカム イングリッシュ」ならぬ「カムカム ユスケ(ユ・ヒヨルのスケッチブックの略)」だ。

とにかく今日聞いたこの話には驚いた。
この先、韓国の音楽番組では何を見ようか。

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