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○○マウント

この間、東京ポッド許可局のポッドキャストを聴いていたら、「雪国マウント」のことについて話をしていた。

本来優位でないものでもマウントを取れる、人間は何でも自慢して他の人よりも優越感を抱きたいというものだという話から、陰謀論に流されてしまうという話だった。

自分も、東京で大雪とかいうニュースを見ると、「こんな雪が大雪?」とか家でよく言っている。

外でも職場だったり内輪の関係だったら、多分言うこともあるだろう。

「雪国マウント」という言葉を聞いた時の第一印象は、普段雪に悩まされている側が、「たまにはそれくらい言わせてくれよ。こんなことを言うのもダメなのかよ。」というものだった。

個人的に思ったのは、この「○○マウント」という言葉は都合よく使われそうだな、と思ったこと。

ちょっと批判すると、「○○マウントだ」と簡単に応用できて、批判の矛先をかわすのに使われそうだ。

批判すること自体が嫌われる最近の世の中で、権力を持つ批判の対象になる側がますます有利な形で使われそうな予感がある。

そうならないことを祈りたいが。

相手を貶めて優越感にひたりたい、という思いは、誰でも何かしら持っている。

違いを楽しむという姿勢は悪いことではない。

相手を貶めることにはならないように、それでいて違いをユーモアに転化できるような形に持っていきたい。

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