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映画「教育と愛国」

ちょっと気になっていたのだが、まだ県内でやっているところがあったので、先日見てきた。

最初は、道徳の授業からスタートしただろうか。
私が小学生の頃(もう40年以上前だ)は道徳の授業があって、個人的には割と好きだった。

普段の生活で起きる事柄に対してどう振舞えばいいのかを知ったような気がする。
あまり深くは考えなかったが、いわゆる勉強ではないという感じ方をして、覚える必要もなかったし、自由な印象を受けた。
あくまでも当時の知識と人生経験を踏まえての話だ。

ちょっとおどろおどろしい背景音があまり良くなかったが、内容はいろいろだった。

主に教科書編纂の話がメインだった。
教育基本法が改正され、その後、教科書の方針にも国会議員がいろいろ口を出すようになった。
全て安倍政権時の話だ。

なぜそうしたのか、それを語る人が出てくる。
教科書編纂者、籠池氏、防府市長など。
なぜかというと、日本人であることを誇りに思うために、とかそういう趣旨のことを言っていた。

そのためなら、歴史を見つめることをせずに、都合のいいことだけを書く。
それで本当に誇りを持てるのだろうか。

そもそも日本人であることに誇りを持つって、何だろう。
私自身、日本人であることを恥ずかしいとは思っていないし、嫌ってもいない。
大体、日本人であることに誇りを持つという時は、大体半分くらいは他の国の人を下げる時である印象がある。

これまで築いてきたものを簡単に変えることができる、それを研究者でなく政治の意向でやってしまう今の時代はとても危うさを感じる。

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