ソクラテスの弁明
全く個人的な理由からプラトンの著作を読むことになり、ソクラテスの弁明(光文社古典新訳文庫版)を読了したので、書き連ねていく。
読んでいる最中の感想
あ、この作品ってプラトン監督による推し創作の側面もあるのか
ソクラテスってSNS上で炎上している人みたい…
なんか思ったより冒頭で無知の知みたいな話をしている
どの時代もメンツって潰したらいかんのだね
人間ってこんなに逆恨みできるのか
なるほど古典作品、現代に通ずる普遍性がある
やっぱり既視感すごいな、SNS社会だこれ
ソクラテス、働いて
生活が苦しいままなら、そりゃクサンティッペも小言を言いたくなる…現代だとまったく悪妻ではないのでは?
時代的に仕方ないのかもしれないけど、女性を同じ人間だと考えていない感がすごいな…
もしかしてSNSで暴れてる人ってギリシャ哲学というか、ソフィストの詭弁に傾倒してるのかな
知らないことを知らないとは思わず知ったかぶりをする人、現代でも全然いる
SNS大暴れ奴は前前前世がソクラテスを死に追いやったアテナイ人なのかも
みんな死に追いやったアテナイ人たる素質がある
ソクラテス、めちゃくちゃコテンパンにしてる〜!そりゃ恨みも買う!
これはどこまで本気でお話してるの?全部本気なんだよね?たぶん純粋な探究心なんだよね?
純粋さって時に残酷だな
でもだからって、デマによる死刑求刑はちょっと違うよね…メンツ潰し罪とかなら全然デマではないけど、メンツ潰されたなんて自称知識人は言えないもんなぁ…
デマに悩まされるソクラテス気の毒
善であろうとする人って、いつの世も法廷に引っ張り出されるのかな
ソクラテスを真似て誰かをやりこめることが快感になっちゃってる男性諸君
みんな気をつけよう
デマに普段から慣らされた人々が、ソクラテスの弁明を聞く人たちであると…そんな人たちが刑罰とかの話をしていると
デマってやっぱり、出てきた時点で潰さないとダメなんだろうな…
泣く姿が見たかった?残念でした!的な煽りを入れてくるソクラテス
メレトスの踊らされている感もすごい
無知ゆえに踊るのか、権力者に逆らえず死の舞踏を踊るのか
現代のメレトスって誰かな…
テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ
え、子ども三人もいたの?
彼氏もいたらしいのにやることやってるなー
突然入る女性ディス
女性を産む機械扱いする人って発想が紀元前なのかも
この状態から、女性が同じだけの知恵を持つ人間なんだと、だいたいの人に認められるなんて信じられない
どれだけの人が努力してきたことか…働き続けたり選挙に行けたりすることに感謝
なんかオカルトめいたことを言うソクラテス
これがいわゆる推し創作の部分か?
「知る」と「思う」の違い
きちんとした説明までできなければ知らないのと同じ
かつての指導教員との話し合いを思い出す…
知らないと「思っている」
無知の知、は使わない方が良さそう
ネットで崇められてる人は自分のことをソクラテスだと思っているのかも
でも知らないとは思っていなさそう
このソクラテス的弁えによって、デマとされる事案に意見しない人文系の学者って多いのかな?
知ったかをして自惚れることの醜悪さ、魂への配慮を怠るみっともない状態、そのことに気付けぬ恥こそが最大の醜態
声に出して読みたい日本語
いかに生きるべきか
やむを得ぬ事情があったとしても、不正を行えば魂は穢れてしまうのだ…
遵法意識がめちゃくちゃ強いソクラテス、現代にいたら歩行者信号も絶対に無視しないタイプ
解説って本当にありがたいなー
プラトン作品の道案内までしてくれるの助かる
いやー改めて紀元前ギリシャに書かれたものを現代日本で読めるすごさを感じるな
ずーっと保管し続けた人々の叡智に感謝
やはり焚書ってあまりに罪深い…一つの文化を否定し破壊するのに効果的すぎる…
これ読みたいなって気持ちがある人は時間かかっても読んだ方が良いです。不朽の名著。
他のプラトン作品も読んでいくつもり!
光文社古典新訳文庫さん、その他プラトン作品の出版を楽しみにしております。