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カウンター席ってやっぱり客の出方を伺うのだろうか。

子供時代、誰しもが思い描いた大人はきっとバーのカウンター席で一人酒を呷る姿に違いない、私がその一人だからだ。

その割にお酒なんてよくわかってないし、きっと当時の僕はカウンター席で何かやってること自体に憧れたのだろう。

その結果大学生になってもカウンター席で寿司を食べることが夢になってしまった。

大人になって思うことは依然として、大人は大したことがないという事。
いい年こいても怒られたくなんかないし、怒られたら凹むし。
今でも前に立つことが億劫だ。

私が想像していたもんなんかこれっぽっちもなくて、生きているだけで気が滅入ることばかりだ。
バイト終わり、時刻は19時少し前。

せめてあの頃の夢を忘れないように、僕はスシローに向かった。

ここからは寿司レポです。

さばみその好きな寿司ネタはエビです。
尻尾は海老天にぎりなら食べます。
サバじゃないんかいという文句は受け付けません。

カウンター席にいるんで全部返してやりますよ。

そんな事はさておき、最近の僕のおすすめはハンバーグにぎりだ。
いやホントなんだってば、みんな信じて俺についてきて欲しい。

ハンバーグにぎりとは、2つのシャリの上に一つのハンバーグが乗っかっているお寿司(?)である、お寿司界の宮崎駿ポジションの人間にこれを見せたのなら、きっと極めて生命に対する侮辱を感じてくれるだろう、そう思わんばかりの姿で堂々とレーンの上を回ってきた。

エビとサバとハンバーグにぎり、さばみその好物セット。

味は熱々のハンバーグにシャリが意外と合う。口に入れた時の肉肉しさに加え、肉汁がしっかり入ってる。そもそも肉に米の組み合わせで美味しくないわけがない、むしろこの組み合わせで微妙と評されたのなら逆に食べてみたい。


僕は何時だって夢を見てる。

将来は編集者を目指しているし、20歳になったら居酒屋で朝になるまで飲んでみたい、サウナで整ってみたいし、カラオケで100点取りたいし、コンカフェ行きたいし、海外行きたい、地下アイドルの追っかけしたい、ソロキャンしたい。

今日はカウンター席で寿司を食うという夢を叶えた。

大っきい夢から小さい夢まで叶え続けて、これからも生きていこう。





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