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東京と街歩き(2019.5.6)

旅行日記3日目。今回たまたま結構いいホテルに泊まったけど、普通にビジネスホテルと同じ使い方しかせんかったし、池袋は遠かったな。朝ごはんは適当に済ませて、文学フリマへ。

今回から会場がでかいホールになってて、でかすぎてびっくりした。お店の数も増えてるんやろか。とりあえず詩歌のあたりをぐるっとして、欲しかったものを買う。自分が出店してないときに友達のブースに行くと、なんか不思議な気分になる。いつもなら搬入の時に挨拶するからな。出店する側が染み付いてんのかも。

短歌の本をえっほえっほと買ってたら、「焼鳥!好きですか!」とすごい勢いで呼びかけられた。好きな焼鳥屋さんが好きすぎて、勝手にその店を紹介する本を作ったとのこと。その焼鳥屋さん知らんし、東京の焼鳥屋さんやから行くことなさそうやけど、愛がすばらしくて買う。読んだけど確かにおいしそうやし、行きたくなってきた。こういう偏愛!って感じの本を見つけると、文フリの楽しみって感じで良いわ。5年くらい前に買ったかまぼこの本もほんと良かった。いまだにあのかまぼこ本が、文フリの理想やと思ってる節がある。

文フリはお昼くらいで引き上げて、銀座で友達と会う。銀座ウエストでお茶。喫茶店じゃなくて喫茶室って感じのかっこいいレトロさ。ケーキを頼んだら、丸くて立派な台座にケーキを全種類乗せて持ってきてくれる。ケーキ見せてくれるケーキ屋さん、たまらんよな。マールブランシュと五感もそう。これはなんですか?って聞いたら、ひとつひとつ説明してくれるのも楽しい。うちはバタークリームのモカケーキ、友達はシュークリームにした。大学のときの友達で、お互いの近況や、最近だれだれと会ったよ、みたいなことを話す。

銀座から東京駅まで歩きながら、東京は令和で盛り上がってるなぁと思う。大阪、こんなに令和令和って掲げられてへん気がするねんけど。歩いても歩いても都会で、街に隙間がない。大阪でも街を歩くの好きなんやが、東京ならどこまで歩いても飽きなさそうやな。

東京駅のステーションギャラリーでやってる、ルート・ブリュック展を観る。北欧のタイル作家。上のヘッダーの鳥さんも、その作品。写真撮ってもオッケーの展示で、お気に入りのタイルをぱしゃぱしゃ撮った。

ステーションギャラリー、もっと小さいギャラリーやと思ってたら、しっかり美術館やな。東京駅のレンガの壁をそのまま利用した展示室もあったり、建物の利用方法として最高やん……と感動してた。こないだツイッターで流れてきた、地方出身で東大に入った人が地方と都会の大学観の格差みたいな記事があって、すごくなるほどと思っておもしろかってんけど、東京は確かに、普通に街歩いてても文化度高いわと思うな。大阪も都会ではあるけど、文化はもうだめなので……。

もうだめと言いつつ、大阪に帰ってきてエスカレーターを右側に立つとめちゃくちゃ落ち着く。エスカレーターの立ち位置、あれ意外とストレスなんやな。しかも大阪なら右側に立つ人よりも左側を歩く人の数が多いのに、東京は左に立つ人ばかりで誰も右を歩けへん。だれも歩けへんなら右にも立てばええのに。

#日記 #東京 #文フリ東京

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