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梅田とダイレクトアタック(2019.9.28)

ルクアイーレの蔦屋書店の「現代川柳と現代短歌の交差点」というイベントに行ってきました。川柳作家の小池正博さんを中心に、川柳からなかはられいこさんと八上桐子さん、短歌から岡野大嗣さんと平岡直子さん。歌人とか俳人みたいな感じを表す川柳の言葉ってあんのかな。川人?柳人?

いやもうとにかく、平岡さんのお話がめっちゃおもしろかった。視点も話しっぷりもユニークで、考えをしっかりと持ってはる人やなって話し始めたらすぐわかる。平岡さんが川柳という手法について、「こんなおいしい話があるのか。中間搾取がない。言葉でダイレクトアタックできる。」みたいなことを言うてはったのが特に印象的やった。

うちからすると川柳作るのもこねこねせなあかんからダイレクトアタックかはわからんねんけど、平岡さんはダイレクトアタックできることを川柳で楽しんではるんやろうし、その川柳について語るときも(というか何について話すときも、なのかもしらんけど)ダイレクトアタックな感じで話す人なんやろなぁと思って、ほんま聞いてて気持ちよかった。せやねん、聞いてて気持ちがいいねん。

うちが川柳のおもしろさを知ったのは、久保田紺さんの句集『大阪のかたち』を葉ね文庫さんで見つけてから。「その大阪はわたしのと違います」「海から来たもんはみんなうまい」とか。短歌をはじめにおもしろいと思った理由が、こんなに短いのにおもしろい!やってんけど、それより短いのにこんなにおもしろい!短いぶん、ひとつひとつの言葉の力が強く伝わる気がして、ほんまやわダイレクトアタックやわとめっちゃ納得した。短歌はミート系のバッターで、川柳はパワー系のバッターってイメージ。村上やな。

イベントの中でひとつ気になったのが、小池さんがしきりに言っていた「他ジャンルとの交流」という言葉。川柳はどうやらほんとに狭い世界っぽい?ので、ビジネス的に見れば交流を深めて刺激を得ることで活性化していく、風通しを良くする、みたいな話なんやろうとは思うねんけど、勉強会とか批評会っぽい雰囲気に思えてしまったのが気になったな。せっかく蔦屋書店というオープンなところでやるのにもったいない〜!と思ってしまうわ。「現代川柳と現代短歌の交差点」ってタイトル良いのにな。まぁでも実際来てるお客さんの大半は、川柳と短歌プラス俳句の人なんやろうからええんかな。

後半は句会で、うちも一句提出しました。2点入って嬉しい。

タピオカの群れから守る村ですか

タピオカ飲みながらトーク聞いてました。タピオカおいしいけど太るから困るわ。

#日記 #川柳 #短歌

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