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2024/05/14(火) 日記。中之島香雪美術館。北斎と広重。蔦屋重三郎。

香雪美術館は初めて来た。
存在も知らなかったのだが、
こちらの「中之島香雪美術館」は
「神戸市東灘区御影の本館に次ぐ2館目」
とのこと。オープンが2018年3月なので仕方なかろう。

特別展の「北斎と広重 富嶽三十六景への挑戦
 江戸東京博物館コレクションより」
というのを妻と見に来たのだ。

大盛況である。
やはり北斎と広重は超有名人であるからなあ。

しかしこんなに一度にまとめて見るのは初めてだ。
しかも、これは会期中、前後期一部入れ替えて展示するとのことだ。
前期も来ればよかったなあ、と妻と話しながらひとつひとつ眺めていく。

美術に明るいわけではないが、普通くらいに興味はある。
あるが、もうめったに美術館にも来なくなった。
たまに来ると楽しい。

どれも本当に美しい。
これらは版画の一種だから、当時はかなりの枚数存在していたものが、
今ではこうして現存するものが貴重な美術品となっているわけだが、
そのへんの詳しい事情はよく知らない。
また勉強せねばなあ、と思っていたら、
解説文に蔦屋重三郎の名前が出てくる。おおそうか。
江戸時代の版元の名前をなんとなく知っていたのは、
来年のNHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公になるからであった。

しかしやはりこのへんも、我々みなメディアの宣伝にコントロールされているのかもしれないが、
まあ、それもよいではないか、と思う。
ドラマでこのあたりのことを、もう少し詳しく知りたいと思う。

展示場の片隅に、香雪美術館の歴史、なりたちを紹介するコーナーがあって、ここも興味深く見た。

知らなんだ~。なんにも知らない。無知極まりない。
朝日新聞の歴史もなにも知らなかった。
このへんも大河ドラマでやってくれないだろうか。
本当に世の中は奇特な人々の行いによって成り立っているのだなあと思う。

情報量が多く、脳の処理が追いつかないが、こういうの嫌いではない。
やはり街へ出るのは刺激になってよい。ボケ封じに。

美術展のちらしを持って行くと、ラーメンに煮玉子をトッピングサービス。
妻はこういうところ目ざといのだ。

夕飯はオムライス。

寝る前に太宰治の「富嶽百景」を読む。
大宰、ひねくれとるなあ。

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