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自己開示がめっちゃ苦手な話。

はじめに


こんばんは。鯖と申します。
いつもNGODに関するnote、といっても二つだけですが、を書かせていただいております。

今日は趣向を変えて、と言ってはなんですが、僕についての話をさせていただこうかなと思います。

僕と関わってくださる人に対してはもちろんですが、僕と同じように困っている、悩んでいる、そういう方にも届けばいいなと思ってこうして筆を執らせていただいています。

題名にもあります通り、今回は『自己開示がめっちゃ苦手な話』ということで書かせていただきます。

まず初めに大事なことなのですが、『自己開示が苦手』という言葉と『意見を言うのが苦手』という言葉を少し違う意味で用いようと思っています。

上記の内容がどっちも苦手!という方もいらっしゃるかとは思います。
ただ、僕の場合は『意見はいえるけど自己開示が誰に対しても苦手!』という症状なので、そこを使い分けたいなと感じています。

自己開示が苦手

僕は自分自身の感情、つまりは理論的なところから外れた、いわゆる『気持ち』を伝えることを『自己開示』と呼んでいます。
心の内側をオープンにして、自分はこんな気持ちなんだ!と伝えることがひどく苦手だということですね。

「私はこんな風に思っているよ」
「君のそういうところが私は苦手だな」

といった内容が僕の苦手な内容になります。

普通の人…という言い方も変ですね、僕と違う人からすると『そんなの言えばいいだけじゃん』って思われるんじゃないかな。
僕も頭では分かってるんです。伝えなきゃ伝わらない、言葉にすることに意味がある、そういうことは自分の中では嫌になるほど分かっているつもりです。

でもできないんです。
自分が思っている感情を相手に伝えようとしたときに、感情とは切り離されたところで涙が出てくるんです。

喉が張り付いたみたいに上手く呼吸が出来なくなって、相手が困惑するのが分かっているからより一層喋らなくちゃって一生懸命になって、それがどうしても苦しくて。

そんな自分を管理できない自分も嫌いっていうか、ダサいなって思ってしまう感じで苦しいなって思って。

僕の場合はとりわけ「自分の正当性」を誰かに主張する時にそうなってしまうことが多いです。

「一生懸命頑張ってきたのに」
「できることは全部やったのに」
「うまくいかなかったけどちゃんと挑戦したのに」

こういう言葉をずっと飲み込み続けてきた人生だったと思います。いつかこれは治るんでしょうか、一生このままかもしれないなって思いながら文章を書いています。

これは程度の差こそあれ、どんな相手に対しても起こりうるのが辛いところなんですね。

上司や先生にはもちろんなんですけど、家族・恋人・友達と話している時ですら、上手にこの言葉を言えません。親と喧嘩をあまりしてこなかった幼少期ですが(いいことではある)僕の場合はどちらかというと「できなかった」というところもあるのかなって思います。

八方美人と言いますか、人に良く思われたい!という気持ちが昔から人一倍強かったので、僕は自分のもやもやとかを隠す傾向がありました。

不満があっても結局言えなくて、でもずっと言わないまま溜め込むことなんてできなくて、抱えきれなくなってから一気に吐き出すみたいに泣きながら伝える…みたいなことがよくあったんです。

この状態の何が良くないかって、「自己開示が苦手」って伝えること自体が「自己開示」に含まれるんですよ。

八方美人だから不満を内緒にしたい

不満がたまる

限界が来る

決壊する


みたいな最悪な循環が発生してしまうんですよね、これ。ほんと最悪。

てか何が辛いかって『泣けば済むと思ってる』って勘違いされることなんですよね。

どうしても泣いてる人と泣いてない人の構図だと、泣いてない人の方が悪いやつっぽく周りから見えるから、泣いてる方に責任がある!って言いたいんだと思う。
これは正しいことだし、本当にごめんなさいって感じなんだけど、僕も泣きたくて泣いてるわけじゃないんです。

むしろずっと「泣いちゃダメだ…」って必死に堪えようとしてるんだけど、堪えようとすればするほど泣いちゃうんだよな……迷惑かけてて申し訳ないやら、泣いてる自分が情けないやらで。

原因分かってるならやめれば?って思われるかもしれないんですけど、これがそうも簡単に行かなくて。

たとえば解決策の一つに「溜め込む前に吐き出す」っていうのがあるんですけど、吐き出すことって嫌われるリスクと直結してるじゃないですか。

それはそれで怖いことで、めちゃくちゃ嫌だなって思ってしまうんです。

生きにくいのはこういうところなのかな。

さいごに

なのでいつも僕のことを大事にしてくれて、優しく守ってくれる皆さんにはすごく助かっています。
僕のことを聞くときはちゃんと時間とタイミングを気にしてくれる優しさとか、そもそも聞こうとしないでくれたりする寛容さとか、そういうのに僕はすごく毎日助けられて生きてます。

そういう皆さんだからこそ、伝えないわけにもいかないなって思って、こうやって筆を執っている次第です。取扱説明書、ではないですけど、こうして外に出すことで伝わることがあるのかな……という風に考えました。

今後、もし僕が急に泣きだしちゃったり、言葉に詰まっちゃったりする時は、鯖にはこういう特性があって、自分でも困っているんだなって思っているってことを思い出してくれたらうれしいです。

みなさんいつもありがとうございます。
この文章が僕と同じように困っている誰かに、一人じゃないよ、って伝えられるものになっていれば幸いです。

読んでくださってありがとうございます。鯖でした。



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