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私は、マキシリストでよい。

いつもお世話になっております。
するめでございます。

するめは、学生の頃に「リックに全財産を持つ女」と友達から揶揄されていまして、今でいうミニマリストに近かったです。

思い出は、全て心の中に溜めると信念で、20歳ごろまでのものはほぼ全て捨てました。卒業アルバムも何もかもを捨てて、残っているのは本と1冊だけあるアルバムです。

25歳の時に結婚を機に引っ越しをしたけれども、本以外の自分の服やものは2箱ぐらいで収まってしまった。なので、引っ越しは郵便局で間に合いました。

それから、マンション暮らしをしていたので、本は増えても思い出の品はあんまり増やせなかったが、するめの夫は思い出の品を溜めこむタイプの男です。

どこか旅行をするとパンフレットをふらっと持って帰ってきてはファイルにしまい込む。また、どっかに出かけるとパンフレットを貰って帰ってきてまたファイルにしまい込む。見返したりしないのに不思議だなって思っていました。

中古戸建てを買い、猛烈に物や家具が増えました。
ですが、物が増えたという感覚より思い出が増えたという感覚に近いです。家具とかは、2人で選び納得してから買うようにしているので、愛着があります。

その最たるものが、ソファーです。
ソファーを選ぶのにすごく時間がかかりました。どんな形のソファーにするか?とか、どんな色にするか?なので、ソファーで夫と寝っ転がってるとこのソファー買って良かったと心底思えるのです。

ちょっとしたものを入れるものも、するめが作ったりするものが多いので夫は「せっかく作ったものだから、簡単に捨てようとせんといて」と新しいものを買おうとしても止められます。

夫は、物持ちがいい人です。
現在、50歳間近ですが、未だに大学生の時に買った服を着てたりします。「これは、○○って店でバイト代で買った」とか聞くと高いものを買ったのかな?と思って聞いても「多分、1万もしないよ」と答えるだけでよくここまで持つな~といつも思います。

お部屋の整理術で有名なこんまりさんの「ときめかない物を捨てる」という話を夫にすると「今家にあるものは、全てときめく物しかない」と言っています。愛着を持てるものしか、買わないだろうなと思います。

するめが、キッチン用品を100均で買ったりすると「もっと、自分が欲しいなと思うもの買いなよ。どうせ何年かすると捨てるんでしょ?もったいないよ」と言われます。言われたら、そうだな・・・。


物をどう買うか?どう持つか?どう捨てるのか?ということに少し疑問を持っていた時に、ある出来事に衝撃を受けました。



ある日、友達のお父様が急死されました。

友達は落ち込んでいて「こんな事話されて、迷惑かもしれないけど・・・」と色んな話をしてくれました。友達とお父様は趣味が似ていることもあり「父が作った庭を受け継ぐ!!」と言ってせっせと庭の手入れをしています。

そのお父様は、超メモ魔、色んな資料集め、日記が大量にあったらしく友達は、整理しながら見ていると庭にこんな花を植えたとか、30年前に行った植物園のパンフレットが出てきたり、家族旅行のご飯の候補とかが日記に記されていたようです。

友達は、するめにそんなことを教えてくれながら「父がさ~」と言ってるのを見て、お父様は良いものを友達に残したんだな~と思いながら聞いていました。

言い換えてしまうなら、それはただのゴミなんです。だけど、友達にとってはゴミではなかったし、するめにとってもゴミとは思えません。

それから、するめは何処かへ行った時や旅行した時や何でもないものを鳩サブレの大きな黄色の缶に溜めるようにしています。

その話を友達にすると「私も父の影響で溜め始めた!」と一緒に爆笑しました。

これからも、するめは愛着を持ったものを買って、残し続けようと思います。それで物が増えてもいい。溜めれるだけ溜めればいいのさ。

するめは、今でいうところのミニマリストとだと思っていましたが、そうではなく、マキシリストの方が相性が合うんだろうなと痛感しました。

ほんだらまた!


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