壁を乗り越えられず力負け ただそれでもシーズンは続く 2022 J3リーグ第29節 カターレ富山 対 藤枝MYFC(2022/10/16(日))
1 ハイライト
試合のスタッツ
いよいよ重要な一戦、藤枝戦。
これにより今季の命運がかかります。
2 スタメン
スタメンは、GK山田、DF大畑、柳下、林堂、松本、MF安藤、松岡、末木、川西、柴田、FWマテウス。
佐々木陽次に代わり、末木がスタメンに。佐々木陽次はメンバーからも外れました。
サブはGK西部、DF髙山、MF椎名、アルトゥール シルバ、ガブリエル エンリケ、高橋、吉平。
椎名がサブに戻ってきました。
3 序盤から藤枝優勢で耐えたが先制を許す
藤枝は序盤から高い位置を取って、ボールを支配します。
富山がボールを持ってもプレスも強く、富山の流れにはなかなかなりません。
選手の距離感がよく、パスも回ります。
富山はそれでもうまくしのいできて、途中まではそこまで決定的なチャンスを作らせませんでした。
28分には松岡がゴール正面からミドルシュート。
しかし、それ以降は藤枝に徐々に決定的なチャンスを作られていきます。
32分には藤枝が高い位置でボールを奪って久保が惜しいシュート。
とにかく高い位置でボールを奪って、次々に攻撃を仕掛け、一方的な展開になります。
そして、40分、ゴール前でのクリアを藤枝に再び拾われ、前線にいた久保に反転シュートを決められ、先制を許しました。
4 痛かった前半終了間際の2失点目
富山としては、与えたくなかった先制点を与えてしまいました。
もう前半も時間がないので、とりあえず一点差のまま前半を終えて、ハーフタイムでテコ入れを図りたいところだったと思いますが、痛い2点目を与えてしまいます。
富山の左サイドのスローインが相手のプレスで奪われ、ボールは前線へ。
横山のスルーパスに岩渕がきれいに抜け出し、2点目を奪われてしまいました。
岩渕にはこれまで何度もやられていますが、またやられてしまいました。
勝たなければいけない試合で前半のうちに2失点。
緊急事態となりました。
シュート数は富山が2、藤枝が6でした。
5 後半開始早々にも失点、さらに4失点目
どうしても点を取る必要がある富山は、後半開始から2人を交代。
川西に代えて高橋駿太、末木に代えてガブリエル エンリケ。
システムを柳下、林堂、大畑の3バックにして、松本を右サイド、安藤を左サイドにした3−4−2−1にしました。
しかし、48分、藤枝のカウンターで杉田から岩渕にパスを通され、また決められてしまいました。
反撃の出鼻をくじかれる3失点目。
その後も藤枝の優勢が続き、富山はチャンスにつなげられません。
59分、柴田に代えてアルトゥール シルバ。
するとその直後に、左サイドの攻撃から安藤がシュート、これが後半の初シュート。
直後に藤枝は2人を交代。
その後富山が前線に攻め込む時間がありましたが、防がれると62分でした。
藤枝のGKから前線へのキックを一度はカットしようとしますが、そのクリアボールが富山の選手に当たり、前線にいる藤枝の選手へ。
そこから杉田にパスが渡り、4点目を奪われてしまいました。
6 辛うじて1点を返すも焼け石に水
66分、富山は松岡に代えて椎名、柳下に代えて髙山。
ただ選手を代えてもなかなか流れが変わりません。
71分にも横山に決定的なシュートを打たれます。(辛うじて外れます)
それでも79分には椎名が裏に抜け出してクロス。
そして81分には高橋駿太がシュート、
84分、松本のクロスからコーナーキック、と徐々にチャンスもできてきます。
しかし、ゴールを奪えないままアディショナルタイムに入ります。
このまま0−4で敗れるのかと思いましたが、アディショナルタイム、ディフェンスラインの高山からのロングパスを、前線に上がっていた林堂が落とし、それを椎名が左足でダイレクトに決めました。
しかし、ほどなくして試合は終了。
シュート数は6対14と完敗でした。
7 ただただ藤枝が強かった
藤枝は攻撃も守備も素晴らしかった。
去年、須藤監督が就任した初戦に対戦しましたが、その時はこちらが勝ったものの、今日の土台となるようなサッカーがその時点で既に見られました。
次々に人が飛び出してくるサッカー。
その攻撃は強力で、現在はそれに一段と磨きがかかっています。
春先に対戦した時とは全くの別のチームになっていました。
一方で、守備面でもボールを奪われてもすぐに奪い返すプレスの強さ。
いい時の富山の前監督、石﨑監督のサッカーを見ているようでした。
富山もこういうサッカーを目指していたのではなかろうか。
これで残り5試合で昇格圏とは勝ち点7差とかなり苦しくなりました。
ただ昇格の可能性があろうとなかろうと試合は続きます。
見にきてくれるサポーターのために、そして自らのために選手達には戦って欲しいと思います。
8 選手の出場状況
1 GK 山田 21試合連続スタメンフル出場
2 DF 鎌田 ベンチ外
3 DF 大畑 12試合連続スタメンフル出場
4 DF 髙山 3試合連続サブから途中出場
5 DF 今瀬 メンバー外
6 MF 碓井 メンバー外
7 MF 佐々木陽次 メンバー外
8 FW 高橋 2試合連続サブから途中出場
9 FW 大野 メンバー外
10 FW マテウス 4試合連続スタメンでフル出場
11 MF ルイス・エンリケ メンバー外
13 MF 安藤 10試合連続スタメン、3試合連続フル出場
14 FW 松岡 4試合連続スタメン
15 DF 濱 メンバー外
16 MF 末木 4試合ぶりスタメン
17 MF 姫野 メンバー外
18 MF 川西 2試合連続スタメン
19 DF 柳下 4試合連続スタメン
20 MF 大山 メンバー外
21 GK 西部 10試合連続サブ
22 MF 椎名 2試合ぶりサブから途中出場、1得点
23 DF 林堂 29試合連続スタメンフル出場
24 MF 松本 12試合連続スタメンで4試合連続フル出場
25 MF 安光 メンバー外
26 MF 神山 メンバー外
27 FW 吉平 2試合連続サブ
28 MF 柴田 4試合連続スタメン
29 MF 堀 メンバー外
30 MF アルトゥール・シルバ 2試合連続途中出場
31 GK 齋藤 メンバー外
32 MF ガブリエル・エンリケ 4試合連続途中出場
33 DF 鹿山 メンバー外
37 FW チェン・ビンビン メンバー外
41 GK 平尾 メンバー外
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