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【カターレ富山】中3日を力に変える ホーム いわてグルージャ盛岡 戦 2024 J3リーグ第16節(2024/6/26(水))

大逆転の長野線を経て中3日。 疲れはあるが、それは岩手も同じ。 こちらはホームの利を活かして連勝といきたい。

1 スタメン

スタメンは3日前の長野戦と比較すると、5人を入替え。 鍋田、大迫、布施谷、ガブリエルエンリケ、碓井をスタメンで起用してきた。

フォーメーションは4−2−3−1。並びはゴールキーパーが田川。ディフェンスラインは4バック右から西矢、鍋田、大迫、安光。ボランチは末木とガブリエルエンリケ、2列目は右に布施谷、中に髙橋馨希、左に吉平、1トップに碓井。サブは、GK齋藤、MF松岡、坪川、伊藤、井上、河井、FW松本。 怪我人が多いため、これまでサイドバックとしての出場しかなかった大迫をセンターバックとして起用してきた。 岩手は、前節と同じスタメン。

2 終始優勢に進める

5分、富山のMF布施谷が右から中へ切り込んでシュート。
11分、MF吉平からFW碓井にスルーパスが出てシュートするとこれがコーナーキックに。 このチャンスに布施谷が頭で合わせ、ゴール前で混戦になるが、何とか岩手のディフェンスがかき出す。
18分、右サイドから入れた富山のMF末木のフリーキックは相手がクリアしコーナーキックに。 その流れからガブリエルエンリケ、末木と続けてミドルシュートを狙うが外れる。
20分、パスカットしたガブリエルエンリケがミドルシュートを狙うが相手に当たり防がれる。

ここまで富山が圧倒的に優勢。ほとんどボールを支配している。 特に右サイドの布施谷が前へ前へと飛び出し、良いプレーを見せている。

21分、富山のMF布施谷が抜け出そうとしたところを岩手のDF柳が倒してイエローカード。
31分、富山のDF鍋田からのロングボールをFW碓井が収めてシュートを狙うが相手のディフェンスに防がれる。

チャンスは富山が圧倒的に多いが、30分を過ぎても得点が生まれずちょっと嫌な感じもしている。

そして38分、富山のDF大迫が前線へ送ったボールのこぼれ球を吉平が拾い、そのまま持ち込んで右足でミドルシュートすると、これが決まる。
ずっと得点が入らなかったが、これで富山が先制した。

これでやや岩手が攻勢になり、ボールを回し始める。
42分、岩手は右サイドから入れたクロスをFW都倉がゴールへ流し込むがこれがオフサイド。 これは助かった。

前半はこのまま1−0で終了した。

3 危なげなく勝利

後半開始にあたり、岩手はFWオタボーケネスに代わりMF安達を入れてきた。

開始早々に富山はDF西矢が倒されてフリーキック。
そこからコーナーキックになるがチャンスにはならず。
52分、富山は左サイドからMF吉平がシュート、さらにそのこぼれ球をMF末木がシュートと狙うが、相手のディフェンスに阻まれる。

56分、富山の左サイドでFW碓井が足を蹴られて、岩手のDF深川にイエローカード。
末木のフリーキックに吉平が頭で狙うが、クリーンヒットせず相手GKがキャッチ。
64分、岩手がいい形で富山のゴール前に迫るがパスミスでシュートまで至らず。
67分、富山は中盤でのパスカットからMF髙橋馨希が持ち込みそのまま左足でシュート。これは相手GKが防ぎきれず、ゴールに吸い込まれる。
これで2−0。髙橋馨希は2試合連続のゴールになった。

71分、富山はMF髙橋馨希に代わりMF井上、FW碓井に代わりFW松本。

72分、富山はMF末木のコーナーキックをDF神山?がすらしてMF布施谷が頭で狙うが右に外れる。
73分、右サイドに展開したボールをDF西矢がねらい、これは相手GK大久保がセーブ、さらにMF布施谷が狙うが右に外れる。
74分、富山はDF大迫がスペースに出したボールをMF吉平がおさめ、FW松本を経てMF井上が狙うがわずかに合わず。
76分、岩手が富山陣内ゴール左側でフリーキックを獲得したが、これはシュートまで行けず。

とにかく富山がボールを持って攻める展開が続く。
77分、富山はMF末木に代わり坪川、MF吉平に代わりMF伊藤。

80分、ラインの裏にDF大迫からロングボールが出たが、MF伊藤がトラップしきれず、相手GKがキャッチ。
81分、富山はMF布施谷が速いクロスを右から入れるが中で待つMF井上にはぎりぎり合わず。
83分、富山はMF伊藤が左サイドをドリブルで仕掛ける。

とにかく富山はセカンドボールを拾って次々と攻撃に出る。

84分、富山はMF河井から左サイドの伊藤にパスが出て、そのままドリブルで持ち込む。中へ入って行って、中央で構える布施谷にパス。トラップしてシュート体制に持ち込み、右足で決めた。
布施谷はこれでJ初ゴール。
3−0になった。
90分、岩手がこの試合初のコーナーキックを獲得。しかし、シュートに行けず。
90+2分には岩手が富山陣内でフリーキックを獲得したがシュートはできず。
90+3分、富山は右サイドからDF西矢がシュートするとクロスバーを叩く。
さらにその後の流れでMF河井のパスカットから持ち込み、最後はMF布施谷が狙ったが力なく外れ、そこで試合は終了。

3−0で完全な勝利。カターレ富山としてJ200勝となる記念の勝利になった。

4 圧倒して完勝

危なげのない戦いだった。
前半はなかなか得点が奪えずもどかしい展開だったが、吉平のゴールで先制してからは安心して見ることができた。

心配されたディフェンスラインもそこを脅かすほどの岩手の攻撃がなく、初めてコンビを組んだ鍋田と大迫のセンターバックもむしろいきいきとしていた。
大迫は得意の左足からのロングボールも冴えていた。

これで3連戦は連勝スタート、ここまで来たからには3連勝といきたい。
そして一気に上位に絡んでいけるようにしたい。

5 ハイライト

試合のスタッツ

6 今節終了時の順位

これで富山は7勝7分4敗で一気に5位に浮上。
相模原よりも上に行くことができた。
2位との勝ち点差は3。

7 出場メンバーについて一言

MVP
MF 27 吉平 翼
先制点で一気に試合を落ち着けた。
この試合の流れを決定づけた。

SVP(さば的視点MVP)
MF 28 布施谷 翔
豊富な運動量でチームに貢献。初ゴールも。
MF 33 髙橋 馨希
2試合連続ゴール。運動量も豊富。
DF 30 大迫 暁
富山で初のセンターバックとして、守りだけでなく、1点目につながったロングパスなど攻撃面でも貢献

スタメン
GK 1 田川 知樹
相手のシュートがなかったので、守備機械も少なかった。
DF 23 西矢 慎平
何度も上がり、シュートも打った。
DF 26 鍋田 純志
安定してプレー。時折上りも見せた。
DF 30 大迫 暁
同上。
DF 25 安光 将作
安定したプレー
MF 15 ガブリエル エンリケ
中盤でボールを積極的に奪取
MF 16 末木 裕也
パスをさばいてリズムを演出
MF 28 布施谷 翔
同上
MF 33 髙橋 馨希
同上
MF 27 吉平 翼
同上
FW 9 碓井 聖生
前線でチャンスを作っていた

サブメンバー
MF 17 坪川 潤之
途中出場ながら積極的に前へもでていt。
MF 18 伊藤 拓巳
左サイドからチャンスを演出
MF 19 井上 直輝
久しぶりの出場でシュートチャンスもあった
MF 24 河井 陽介
途中出場ながら安定したプレー。
FW 11 松本 孝平
存在感あるプレーでチャンスを作った。

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