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テイラー・アンダーソンカップ2024を観戦してきた

2024年6月11日に宮城県女川町のWACK女川スタジアムにて開催されたテイラー・アンダーソンカップを日帰り観戦してきました。
以下備忘録を兼ねた感想です。



そもそもテイラー・アンダーソンカップって何?

海外で活躍する選手と日本を繋ぐ女子サッカーの大会を女川で開催!
女子サッカーを通して女川を盛り上げると共に、
この大会を通し東日本大震災を後世に伝えていきます

公式サイトより

震災当時、石巻市で英語指導助手を務め、津波の被害により亡くなられたテイラー・アンダーソンさんの名前を冠した女子サッカーの大会です。
今年は東北にゆかりのある選手たちによるチーム・テイラーと、仙台大学・仙台大学附属明成高校の選手たちによるチーム・朴沢学園が対戦する試合となっています。

試合を見に行く理由

普段は男女ともに浦和レッズを軸にサッカーを観戦しているのですが、浦和の選手が出場するという事でこの試合の存在を知りました。
昨年は予定が合わなかったのですが、今年は何故か週末に浦和の試合が無く予定が合わせられそうだったので女川に行く事にしました。

当日の行動

新幹線で仙台まで向かい、JRの在来線で仙台から石巻、石巻から女川へ。
週末お得きっぷを使うと経路が全てJRなこともあり、かなり割引率が良かったです。

女川駅前でお土産を購入したり、震災遺構を見学したりと一通り観光をしながらいざスタジアムへ。


女川駅前・旧女川交番。津波の威力と被災時の地面の高さを感じる。


WACK女川スタジアム。駅から徒歩15分程度とアクセスが良い。

試合について

とても楽しかったです!
普段浦和ばかり見ているので、個々のプレーについてはその延長線上の感想になってしまうのですが、印象に残る場面は多かったです。
 
伊藤選手と水谷選手は今シーズン左サイドで縦関係を作るポジションを取るのが定番でしたが、伊藤選手がボランチの位置に立つのを見てシーズン当初を思い出していました。
今シーズンで引退を表明した鈴木選手が90分コーチングをしている姿も印象的でしたが、コーチングされる石川選手がボールを持ったらコーチングされる勢いのまま最前線まで持ち上がってチャンスを作るシーンも面白かったです。
最終節ベレーザ戦でFKは蹴っていましたが、普段CKを蹴ることのない佐々木選手がちょっと戸惑いながらCKのキッカーを務めていた場面も印象的でした。

浦和以外では遠藤選手が気になりました。来シーズンマイナビの試合を見る際はちょっと注目してみようと思います。
城和選手はパンフレットだとFW登録でしたが、試合だとCBの位置に入る機会が多く意外でした。CBから前にボールを渡し、そのままボールを追い越して真ん中を走ってボールを受けに行ってたりと面白いプレーが見れました。

スタンド側はサッカーを見慣れているお客さんが多い印象で、全体的に暖かく和やかな空気で進行していました。
そんな中で印象的だったのは、チーム朴沢学園側の選手が本気で悔しそうにしていた事ですね。外野ながらサッカーを続けてビッグになってほしいな、と応援したくなりました。

試合後のセレモニーについて

今シーズンで引退を表明している鈴木選手に向けて有志のサポーターから横断幕でメッセージが贈られました。色々と面白い場面もありましたので、お時間のある方は動画でもぜひ。

個人的に一番笑ったのはこれ↓

最後に

東北遠征にあまり縁が無かったので、今回東北に行けて良かったです。
今まで石巻周辺は自分にとって地名しか聞いたことのない場所でしたが、実際に訪問して震災遺構を見たり、高台以外が全て真新しい町を見たりすると震災について色々と感じるものがありました。試合が楽しかったのはもちろんですが、今回は日帰りだったので、次回東北を訪問する際はぜひ1泊して震災遺構等ももっと色々見て回りたいです。

最後になりますが、このように楽しい試合を開催してくださった実行委員会の皆様ありがとうございます。このような取り組みが続いていくことを微力ながら応援しています。


帰り道。甘いパン生地からさんまの香りがする謎の女川名物さんまパンと仙台駅のおにぎり。


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