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映画感想文「輝け星くず」互いに支え合う人々の温かな物語。森優作に注目

どこまでも優しい。

そんな役がよく似合う。

最近はまっている、森優作。主人公の光太郎を演じている。同棲していた彼女(山﨑果倫)が、旅先で突然逮捕される。そして彼女の父慎介(岩谷健司)から連絡がある。一緒に身元を引き取りに行ってほしいと。

初めて会った恋人の父親。しかも変わり者である。自動車も電車も乗れない。よって自転車の旅。そんな感じでふたりの男のロードムービーが始まる。

途中で出会うさまざまな人たちとの触れ合い。そして寝食を共にして初めて知る、互いのあれこれ。

どんなに面倒くさいことになっても、文句を言いながらも、最後は付き合う。そんな不器用な光太郎の誠実さと温かさが、心に沁みた。

こんな人が世の中にいて欲しい。こんな人が幸せになって欲しい。心から願う。

そんな温もりのある映画である。

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