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映画感想文「炎上する君」不思議なカタルシスが得られる42分映画

42分間の映画、

不思議な作品だ。

ちょっとはちゃめちゃ。詰め込み過ぎ。このエピソードいるの?も多少あり。

だが、後味は悪くない。

30代女子の梨田と浜中。銭湯で湯に浸かりながら、居酒屋で飲んだくれながら、2人は社会への「おかしくないか?」を語り合う。

入試での女性差別問題。
政治家の女性軽視発言。
電車の痴漢。
などなど

軽視され、消費される、「女性という性」について、鬱憤やる方ない思いをぶつけ合い、互いに支え合う。

そう、女子はこんな感じで、生き辛い。いろんなものに縛られてる。としみじみ思う。

「君は悪くない!」と叫ぶシーンが不覚にも泣けた。日頃から、何かというと自分を責めがちな私たち。時には誰かにこうやって肯定してほしい。

ほぼ言いたいこと代弁してくれてる感あり、聞いててスッキリ。

存在を否定される男性も2名出てきて、女性だけの物語にしてないところが良い。

少し笑えて、ところどころ胸がちくちく。そして最後はスッキリ。

カタルシスを得たい時におすすめ。

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