映画感想文「恋を知らない僕たちは」魅力的な高校生男子3人恋物語。爽やかなナイスガイばかりで癒される
今どき男子はこんなに素敵なのか?
はたまたこれは単なる夢物語なのか。
まず、それが視聴後の感想だ。
タイプの異なる、だがいずれも魅力的な男子高校生3人の恋愛物語。
嫌なやつは一切出てこない。勿論、時に感情むき出しにしたり、それで喧嘩したりはする。でも極めて健全な話し合いの部類だし、すぐにお互い歩み寄り関係性修復するし、いずれも大人顔負けのコミュニケーション能力なのだ。
それでいて見た目もカッコいいときてる。
いや、できすぎでしょ、と思う。しかし、昔と違って今の高校生男子はこんな風に人との関係をうまくやれるのかもしれない(全員じゃないにしても一部はこんな風に性格も穏やかで人想いでコミュニケーション能力にたけてるのかもしれない)。
中学生の同級生リュウジ(大西流星)、ナオヒコ(窪塚愛流)は親友だ。ある日転校してきたイズミ(莉子)にナオヒコは恋をする。彼女はリュウジの幼馴染だった。
3人で、つるむようになり、眩しい青春時代を過ごす。だが一年後、転勤族のイズミは親の転勤で転校してしまう。
「いかにも男子」の口下手。つい思ってることと反対を言ってしまう小学生男子みたいなリュウジ。でも、実は読書家で本が大好き。一見そう見えないけど人の気持ちにも敏感で友達思いのナイスガイだ。
一方でナオヒコは穏やかで一途。好きな子には自分から勇気を持って告白する。他にも泣いてる女の子がいたらハンカチを差し出す優男。リュウジより大人だ。
まあ、タイプは違うがどちらも魅力的、という少女漫画によくありがちなパターンである。
そのまた数年後。高校入学しても相変わらず仲良しのリュウジとナオヒコ。ここにもう1人魅力的男子が加わる。
ナンパに見えるが実は硬派。友達思いの金髪のギタリスト太一(猪狩蒼弥)だ。軽く見えるのに好きな子にはなかなか告白できない可愛いところもある。
これ、どう考えても3人とも魅力的だ。恋愛以前に人としてまっとう。好きなタイプかどうかはさておき、少なくとも人として応援したくなるレベルを全員が十二分に満たしてる。
ということで、嫌な思いをすることがない、安心して視聴できる、心満たされる作品である。
なお、SnowManの佐久間大介がいきなりチョイ役で登場し、不意をつかれた。ほんとに一瞬で思わず目を凝らし凝視。エンドロールも最後まで見て「やっぱり佐久間大介だよね?」を確認した次第である。なんていうか、ほんとびっくりした。
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