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映画感想文「SISU 不死身の男」笑えるレベルの不死身さが爽快。気分転換におすすめ

いやー、面白かった。

爽快な勧善懲悪ストーリー。あり得ない不死身さに、スカッとした。

働き詰めの1週間。

疲れ果て真っ直ぐ帰りたい誘惑に抵抗し、週末らしく映画鑑賞。時間合うのがこれしかなかっただけで選んだ、面白いの?これ、どうよ?の作品だったが。

結果、大正解!

元気出ました。

第二次世界大戦末期のフィンランド。ロシアに焼け野原にされた挙げ句、今度は自暴自棄のナチスドイツ軍が進駐してきて、更に悲惨な状況に。

そんな中で元特殊部隊の兵隊だった老兵が、自分の財産を奪おうとするナチス軍と尊厳をかけ、ツルハシ一つで戦う話。

これがまた、めちゃくちゃ強い。何十人も敵が向かってきても最後は勝利を収める。

あり得ないでしょ、と何度もツッコミ入れたくなる感じで、もはや笑えるレベル。

殴られたり蹴られたり。銃で打たれるのはもちろんのこと、各種爆弾も、もれなく登場。

更に舞台は地上だけでなく、水中に空の上までも網羅。当然、戦車も飛行機も出てくるという、戦闘シーンの豪華さ。

老兵は、決して無傷ではなく、満身創痍で傷だらけになってて。それでも血だらけになりながらも、闘志を失わない粘り強さがまた、良い。

「強いのではない。決して諦めないのだ」って感じが、ちと胸打たれる。

長さも91分と近頃の映画には珍しい手軽さ。よってライトに観ることができる。そういうわけで、気分転換に最適な作品。

セリフは英語だったけど、フィンランド映画。

ちなみに老兵はかなり無口でほぼ言葉を発さない。唸り声と鋭い目線で全ての感情を表現する。このわかりにくさも、不死身さ神話に拍車かけててよい演出だと感心した。

疲れてる時、気分転換におすすめ。

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