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映画感想文「からかい上手の高木さん」小豆島の風景が美しい王道の初恋物語

爽やか過ぎる作品。

小豆島を舞台に、隣の席の高木さんにいつもからかわれている、中学生男子の西片。親の転勤で突然転校していった彼女との10年後の再会を描く。

原作コミックは未読だが、西片役の髙橋文哉が適役。かっこいいのにおとぼけでオドオドした姿が、まさに揶揄われる男子、な感じで合致。

また相手役の高木さんを演じる永野芽郁の溌剌とした笑顔がこれまたまさに高木さん、でこれまた、適役

キャスティングはバッチリ。また注目すべきは「カラオケ行こ!」でデビューした中学生男子の齋藤潤。西片が教師を務める母校の生徒町田くん、を演じており、印象に残る。

たった1-2年の間にすっかり大きくなってメガネもなくエンドロールに名前が出てきて気付く。

才能とは、決して見過ごされることはなく、こうやって見る人の心に爪痕を残していくものなのか。としみじみ。

舞台となる小豆島の風景が美しくて癒される。優しくほっこりした少女漫画の王道物語であった。

しかし、学園ものの群像劇に欠かせない前田旺志郎。ここでも登場ですっかりポジション確率ですごいわと思う。

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