映画感想文「北極百貨店のコンシェルジュさん」笑って学べるシュールなお仕事アニメ

絶滅種の動物たちがお客様の北極百貨店。

そこに配属された、新人コンシェルジュ秋乃が奮闘する、お仕事物語。

特に接客とは何か、を分かりやすく体現した70分。見応えあり。接客業の新人研修に使われそうな感じ。

そもそも、人間が我が物顔で地球環境を侵したが故に絶滅に追い込まれた動物たちを相手に、人間が奉仕し接客するという前提がシュール。

ニホンオオカミ、ワライフクロウ、など個性的な絶滅種たちが我儘いっぱいに振る舞い、それに仕える秋乃の奮闘が初々しい。

秋乃はやる気満々で頑張り屋という、いかにも新人な好感度キャラなんだが、慌て者で失敗もいっぱい。

お客様の要望にうまく対応できなくて怒りを買ってしまったり、上司に大目玉喰らったり。

それでもしょげかえった後にすぐに前向きに立ち直るところが好感度高い。

こうやって頑張る人には誰でも手を差し伸べたくものだなとしみじみ思う。

鑑賞後の評価点が高く視聴。そこまで絶賛するほどかな？とは思ったが、コンパクトにまとまった話の中に働くとは？接客とは？が盛り込まれてて分かりやすい。

仕事に行き詰まった比較的ローキャリア層が、楽しく笑いながら見て学べるお仕事アニメである。