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映画感想文「フォロウィング」天才クリストファー・ノーランのデビュー作。70分の密度の濃さが凄い

70分とは思えぬ、内容の濃さ!

「オッペンハイマー」でアカデミー賞複数人受賞のクリストファー・ノーラン監督のデビュー作。

低予算だったのか、モノクロ、尺も短い。登場人物も少ない。しかも有名な俳優はいない。

にも関わらず、引き込む力が凄い。グッと引き込まれてるうちに終わった。ジェットコースターのような、あっという間さ。

26年前の作品だが、新鮮。

作家を夢見る20代無職。暇を持て余すビル。

いつの間にか、無作為に人を尾行して覗き見することに楽しみを見出すように。いつものように街で見かけた男を尾行するが、相手に気付かれしてまう。そしてその男から不思議な提案を受ける。

一体男は何者なのか。ビルは何に足を踏み入れてしまったのか。

脚本、撮影、監督、とひとり三役。天才とは早熟。かつ、世の中に必ず見出されるものだと、その才能にため息が出る。

オッペンハイマー効果でデジタルリマスター版で映画館に登場。下手な新作より、よっぽど楽しめた。

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