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映画感想文「ミラーライアーフィルムズ SEASON5」6作品で90分がなかなか、テンポ良し


6作品を90分で観る。

なかなか面白かった。クリエイター発掘・育成を目指す短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FIRM」プロジェクトの第五弾。

無名の監督、製作者や俳優が集って作り上げる15分前後の短編ストーリー。それを繋げた90分。

もちろんいくら素晴らしい作品でも、それじゃ人は集まらない。だから有名どころも協力。

今回は竹中直人監督作品あり。他作品での演じ手は横浜流星、山田孝之、伊藤沙莉など、メジャーどころが集まってる。

というか、山田孝之に至っては、そもそもこのプロジェクトのプロデューサーだという。俳優としても力量素晴らしいが(ちなみに彼の作品では「白夜行」と「全裸監督」が好き)、こんな活動もしてたなんて凄いなー。名を知られてる人達が後に続く人たちの発掘や育成をやってくのって、本当に大事だと思う。素敵だ。

ちなみに今後も小栗旬、浅野忠信、加藤浩次、加藤シゲアキなど、有名どころが監督を務めることが決定してるらしい。楽しみである。

また第五弾(本作)からは毎回地域をひとつ選び、制作支援、ワークショップ、完成後の上映会など、官民一体で取り組み、地域創生も目指すらしい(本作の地域は秋田県)。

「MIMI」榊原有佑監督
「変哲の竜」大橋裕之監督
「たてこもり」竹中直人監督
「NAIKU」一般公募から選ばれたピウス・マチュルスキス監督(リトアニア人)
「さようなら、あおいの赤いメガネンティティ」嚴川虎太郎監督
「駆け抜けたら、海。」十川雅司監督

甲乙つけ難く、どれも違ってどれも良い。そして映画の新たな可能性を示す試みとして興味深い。おすすめ。

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