「ダムマネー ウォール街を狙え!」株式投資をめぐる痛快な庶民の反逆。元気出る映画
読後感爽快、痛快なストーリー。
いやー、面白かった。
クスリと笑えるコメディなのに、シリアスで胸打たれるシーンもあり見応えあった。
見知らぬ個人投資家同士がSNSで団結。ウォール街の大手資本が仕掛ける空売りと戦う。2020年に実際に米国で起きた事件「ゲームストップ株騒動」を元にした映画。
マサチューセッツ州に住む会社員キースは冴えない会社員。株の研究とランニングが趣味。コツコツ知識を貯め、全財産をゲームソフト販売会社ゲームストップ社の株に注ぎ込んでいた。
倒産まじかと噂される同社。しかし彼は独自の調査でこの会社がマーケットから過小評価されていると考えていた。
自らの株投資テクニックをYouTubeで惜しみなく披露する彼の話に刺激を受け、次第に多くの投資家が同社に投資を始める。
そして急激に同社の価値は上がっていく。
そこに大手資本が目をつけ一儲け企む。ウォール街対一般庶民という、わかりやすい構図。
YouTubeで個人が繋がればこんなこともできてしまうのだ。しかも実話である。庶民としては実に爽快なストーリーだ。
ラスト近くで、公聴会に呼ばれたキースの演説。なんの衒いもなく正直で純粋な思いに胸打たれた。
こんな風に自分の思いを語れるって、とっても素敵だ。
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