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映画感想文「ウィッシュ」華やかさに欠けるが、硬派な作品で信頼できる

ディズニー100周年記念作品。

華やかさには欠けるが、メッセージ性がある硬派な作品。個人的には好きである。

どんな願いも王が叶えてくれる、夢の国ロサス。

ハンサムで魅力的な王は、国民から慕われる人気者。しかし王の側近としてお城を訪れたアーシャは、王がみんなの願いを叶える気がなく、むしろ都合よく握りつぶしていることを知る。

怒りに震えるアーシャは立ち上がる。星の力を借り、魔法の力を持つ王に挑んでいく。という物語。

ある日素敵な王子様が白馬に乗って現れ、私の願いを叶えてくれる。

延々と続いてきた、そんなシンデレラストーリーを真っ向から否定する仕立てが小気味良い。

また、夢を叶えることは尊いが、その前にそもそも夢を持っていること自体が尊く素晴らしいのだ、というメッセージも泣ける。そうかも、と思わず胸に手を当てて振り返った。

字幕版で観たアーシャ役のアリアナ・デボーズの歌声は素晴らしかったが、日本語版の生田絵梨花、福山雅治の歌声も聴いてみたい。


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