【人材紹介×ChatGPT企画/第8回】転職エージェントが企業&転職希望者から信頼を得る方法をChatGPTに聞いてみる
お世話になっております。塚原です。
前回のMTGでは、人材紹介企業の社長様から伺った「ChatGPTでは解決できない人に関する課題」という切り口から、未経験コンサルタントのオンボーディングプランの設計、というテーマで深ぼっていきました。
有難いことにこの記事がかなりバズりまして、自身初となる閲覧数1500を突破することができました。ありがとうございます。
このあたり、やはり技術の進歩でもなかなかカバーしづらい人の成長・スキルアップに関する部分は経営者の悩みの種なのだろうというところで、今後も引き続き記事にしていければと思っております。
というわけで、今回のテーマは「転職エージェントが企業&転職希望者から信頼を得る方法」です。
どれだけAIが進歩しても、やはり人と人が信頼し合うことで仕事が成り立つ、という側面は(少なくとも直近では)変わらないでしょう。ただし、信頼というのは目に見えづらいものだけに、どう獲得するか・獲得できない人がどうすればできる人になるか、といったところは現時点では各営業の方に任されている部分も多いかと思います。
というわけで、今回はこのテーマで深ぼっていきます。
そして、今回は求人を出す企業側(RA)と、転職希望者を相手にする求職者側(CA)のそれぞれで分けて検証してみました。
企業担当者の信頼を得る方法を深ぼる
プロンプトはこちら
転職エージェントが担当企業との業務を円滑に進めて成果を上げる上(求人を獲得する、内定をスムーズに出していただく)で、営業として信頼を獲得する方法をいくつか教えてください。
また信頼獲得にあたって課題になるポイントと、その解決策も教えてください。
ChatGPTの回答がこちら。
転職エージェントとして、担当企業との業務を円滑に進めて成果を上げるためには、
以下のような方法があります。
1.企業のニーズを理解する:
まずは、企業が求めている人材の特性やスキルを正確に把握することが重要です。
これにより、企業の求人に最適な候補者を見つけることが可能になります[1]。
2.良好なコミュニケーションを維持する:
企業とのやり取りを代行する転職エージェントとして、
明確かつ効率的なコミュニケーションは必須です。企業の意向を理解し、
それに基づいてアクションを取ることで、信頼関係を構築できます[2]。
3.適切な候補者の紹介:
企業に最適な候補者を紹介することで、企業の時間とリソースを節約し、
信頼を獲得することができます。転職エージェントが推薦する候補者は、
通常、書類選考通過率が高いとされています[3]。
4.継続的なフォローアップ:
内定が出た後も、転職者と企業の間に問題が生じないようにフォローアップを行うことが重要です。
これにより、企業からの信頼を保つことができます。
信頼獲得にあたっての課題としては、
企業のニーズの理解不足や、不適切な候補者の紹介が挙げられます。
これらの課題を解決するためには、企業とのコミュニケーションを重視し、
企業の求める人材像を把握する努力が必要です。
また、候補者の選定プロセスを改善し、
企業のニーズに合った候補者のみを紹介することも重要です。
一旦、通り一遍の回答が得られました。しかし、まだこれを読んだだけで解決する、という粒度間ではない感じもします。
たとえばニーズ理解、や適切な候補者の紹介、といったところについては、通常のコミュニケーションをするだけでは担当者に対して向こうが想定している以上の価値を提供することは難しいでしょう。プラスアルファの価値を出して信頼を獲得する上で大事なことは何か、聞いてみます。
プロンプトはこちら。
上記の4点「企業のニーズを理解する」「良好なコミュニケーションを維持する」「適切な候補者の紹介」「継続的なフォローアップ」について、企業の担当者が想定している以上の価値をエージェントが出すことで信頼を得られる部分があると考えます。そういったプラスアルファの価値提供を実現する上で 通常のエージェントが行う以上の付加価値の高い提案や情報提供にはどういったものが考えられるでしょうか、いくつかリストアップしてください。
回答は以下。
転職エージェントが通常の業務以上に付加価値を提供するためには、
以下のような提案や情報提供が考えられます。
1.市場トレンドの情報提供:
転職エージェントは多くの企業や候補者と接触しており、
その中で市場の動向やトレンドを見つけることができます。
この情報は企業の採用戦略にとって有益であり、競争優位性を保つためには重要です。
2.給与や福利厚生のアドバイス:
企業が提供している給与や福利厚生が市場と比較して妥当かどうかの
アドバイスを提供することも一つの方法です。
これは企業がより優れた人材を引きつけるのに役立つ情報です。
3.採用プロセスの最適化提案:
転職エージェントとしての経験から、採用プロセスの改善点を提案することも可能です。
これは企業の採用効率を上げ、良質な候補者を逃さないための重要なアドバイスです。
4.具体的な人材開発プランの提案:
企業が求めるスキルセットを持つ候補者が市場に少ない場合、
具体的な人材開発プランを提案することもあります。
これにより、企業は長期的な視点で人材を確保することが可能になります。
5.社内ブランディングのアドバイス:
企業のイメージや価値を強調し、
魅力的な求人情報を作成するためのアドバイスも提供することができます。
これは、より多くの優秀な候補者を引きつけるのに役立つでしょう。
以上のような提案や情報提供は、
通常のエージェント業務を超えた価値を提供することができ、
企業からの信頼を得ることができます。
ここまで深ぼって、ようやく価値の高い情報になっているかなという感じです。
とくに、企業の担当者とエージェントの差である「市場のリアルタイムの情報」や「他企業とのギャップ」といったセンシティブな一方で求職者獲得に直結する情報はとくに価値が高いでしょう。通常のエージェントではなかなか出しづらい価値なだけに、努力して提供することで信頼を得られる可能性も高いのではと思います。
求職者の信頼を得る方法を深ぼる
では続いて、求職者側を見てみましょう。
転職エージェントが求職者との業務を円滑に進めて成果を上げる(求職者を獲得する、応募企業から内定を獲得させる)上で、営業として信頼を獲得する方法をいくつか教えてください。
また信頼獲得にあたって課題になるポイントと、その解決策も教えてください。
回答は以下。
転職エージェントが求職者との関係を円滑に進め、
成果を上げるためには、以下の方法で信頼を獲得することが重要です。
1.求職者のニーズと希望を理解する:
求職者が何を求めているのか、どのようなキャリアを望んでいるのかを
深く理解することが重要です。これにより、求職者のニーズに合った求人を提案することができ、
結果として求職者からの信頼を得ることができます。
2.適切な情報提供と透明性:
求職者に対して、求人の詳細情報や企業の情報を正確に、
そして全面的に提供することが重要です。
また、転職プロセスの進行状況を常に透明に伝えることで、
求職者からの信頼を得ることができます。
3.細やかなフォローアップ:
面接の準備や書類作成のアドバイス、面接後のフィードバックなど、
転職活動の各ステップでの細やかなサポートが求められます。
このようなフォローアップを通じて、求職者からの信頼を獲得できます。
4.求職者の期待を超えるサービス:
たとえば、面接後には求職者への感謝のメッセージを送る、
キャリアアドバイスを提供するなど、一般的なサービスを超えたサポートを
提供することも信頼を獲得する一助となります[3]。
信頼獲得にあたっての課題としては以下のようなものが考えられます。
1.情報の不透明性:
求職者に必要な情報が提供されていない場合、不信感を生む可能性があります。
この解決策としては、情報提供の透明性を保つことが求められます。
2.求職者のニーズと求人のミスマッチ:
求職者の希望と異なる求人を紹介すると、信頼を損なう可能性があります。
これを解決するためは、求求職者の希望やニーズをしっかりと理解し、
それに合った求人を紹介することが重要です。
また、求人の詳細や企業の情報を十分に把握し、それを明確に伝えることも大切です。
3.コミュニケーションの不足:
フォローアップが不十分だったり、コミュニケーションがうまく取れていないと、
求職者からの信頼を失う可能性があります。これを解決するためには、
定期的なコミュニケーションを保つこと、
また求職者が抱える問題や不安に対して丁寧に対応することが求められます。
以上のように、転職エージェントとして求職者からの信頼を得るためには、
求職者のニーズや希望を理解し、適切な情報提供とフォローアップを行い、
期待を超えたサービスを提供することが重要となります。
また、情報の透明性を保つ、ニーズと求人のマッチングを重視する、
そして良好なコミュニケーションを維持するといった行動を通じて、
課題を解決し、信頼を獲得することができます。
こちらは企業担当者の方とは違い、「適切な情報提供と透明性」「求職者の期待を超えるサービス」などかなり高度なアドバイスを得られました。
もう少し深ぼる意味で、重要度の高い部分にフォーカスして質問を追加してみます。プロンプトは以下。
上げていただいた「求職者のニーズと求人のミスマッチ」の課題について、この課題を高いレベル解決することが信頼を獲得する重要なポイントと理解しています。この部分について、通常のエージェントが行う以上の付加価値の高い提案や情報提供にはどういったものが考えられるでしょうか、いくつかリストアップしてください。
"求職者のニーズと求人のミスマッチ"の課題を解決し、
付加価値の高い提案や情報提供を行うためには以下のようなアプローチが考えられます:
深い業界知識の共有:
エージェントがその業界の専門家として深い知識を持つことで、
一般的なエージェント以上の付加価値を提供することが可能です。
これには、業界の動向、求人市場の状況、特定の役職や企業の評価など、
求職者が知り得ない情報の提供が含まれます。
パーソナライズされたキャリアアドバイス:
求職者の過去の経験、スキル、キャリア目標などを基に、
パーソナライズされたキャリアアドバイスを提供することも有効です。
これには、特定の役職や業界への転職可能性、必要なスキルや資格、
キャリアパスの提案などが含まれます。
求職者のニーズと企業のカルチャーのマッチング:
求職者が仕事だけでなく、企業のカルチャーにもフィットするようなマッチングを行うことで、
長期的な雇用関係を築くことができます。
これは、企業の働き方、価値観、チームの雰囲気など、
仕事の内容以外の情報を提供することにより達成できます。
高度なネットワーキングサポート:
特定の企業や業界内での人脈を活用して、
求職者に対して専門的なネットワーキングの機会を提供することも可能です。
これは、情報面談、業界イベントへの招待、専門家とのミーティングなどを通じて実現できます。
継続的なサポートとフォローアップ:
エージェントが一度マッチングを行った後も、求職者との関係を継続的に維持し、
フォローアップを行うことで、より長期的なサポートを提供することができます。
これには、転職後のキャリアアドバイス、新たな機会の情報提供、
キャリアの進展についての定期的な確認などが含まれます。
これにより、求職者が自身のキャリアパスを確実に進めることができ、
また新たなチャレンジや機会に対応するためのサポートを提供することが可能となります。
パーソナライズ、カルチャーマッチ、高度なネットワーキングなど、通常のエージェントではなかなか実現が難しいようなアドバイスが出てきました。このあたりまで実現可能になれば、部門・企業のエースとしての存在が確立する、というレベル感かと思います。
まとめ
上記でリストアップしたようなポイントについては、おそらく一流の人材紹介企業や営業マンの方は自然と身についているようなポイントではないでしょうか。
ただ、全社的・組織的にこういったポイントを高いレベルで実現している企業となると、なかなか多くはないかと思います。そういった意味では、ChatGPTを使いながら自社の営業方針・課題について定期的にメンテナンスをし必要であれば改善施策を売っていくことは経営改善という意味で非常に有用ではないかと思います。
VINCEREではクライアントの方とのMtgにおいて、こういった経営レベルでの課題やシステムで解決しがたい課題についても情報提供・壁打ちなどのサポートも行っております。ぜひお気軽にお声がけください。
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