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【人材紹介×ChatGPT企画/第7回】未経験キャリアコンサルタントの立ち上がり・オンボーディングプランをChatGPTを使って作成する

お世話になっております。塚原です。

SNSやニュースを見ていると日々ChatGPTに関する新情報が流れて来ますが、我々のような現場レベルのメンバーまで関心してしまうようなインパクトのある情報は一通り出尽くしたかなという感じがします。

この後は大企業各社が自社データベースの情報をベースにしたLLMを作成して有用なサービスを開発する段階でしょう。数か月後にはどこからどのようなサービスが生み出されるのか、今から楽しみです。

もちろん弊社サービスにもAIは搭載されていますし、CRMの特性上GenerativeAIとの相性も抜群ですので、今後の機能改修にはご期待いただければと思います。

さて、そういった情勢はありつつ、労働集約的な側面のある人材紹介業においてはやはり人に関する課題がついて回ります。
ここ数カ月で50名以上の人材会社のCEO、社長様、その他部門責任者の方などとお話させていただく中で、AIでも解決しがたいいくつもの課題をヒアリングしました。

そういった課題について、解決策の検討・実施に必要な情報をChatGPTを使ってまとめていきたいと思います。

【未経験キャリアコンサルタントの立ち上がり・オンボーディング】の検討

まずは、タイトルにもある【未経験キャリアコンサルタントの立ち上がり・オンボーディング】を検討します。
営業の出入りの激しい業界ですから、ここは中規模以上の企業にとっては特に気になる部分かと思います。未経験キャリアコンサルタントが立ち上がるために必要なステップと課題を網羅し、最短での育成を目指しましょう。

まずは、以下のプロンプトを投げてみます。
(わかりやすくするためにIT業界に限定して問題を設定しました。実際に施策を検討する際は自社の得意領域にフォーカスしてご検討ください)

IT業界の転職希望者をサポートする人材紹介企業において、未経験で入社した22―27歳のコンサルタントを3カ月である程度自走して利益創出が可能なプロフェッショナルに育成したいです。必要な学習内容と最適なステップ、各ステップにおいて躓くポイントとその克服方法、について教えてください。

ChatGPTの回答は以下。

IT業界への転職をサポートする人材紹介企業のコンサルタントとして働くためには、
IT業界に関する深い知識と人材紹介のスキルが必要です。
未経験者でもプロフェッショナルに育てるための学習内容とステップ、
およびそれぞれのステップで躓く可能性のあるポイントとその克服方法について以下に示します。

1. IT業界の理解: 
IT業界についての基本的な知識を身につけることが重要です。
ITの基本的な概念、現在のトレンド、主要な技術、そして業界の求人事情について学ぶことが重要です。
躓きやすいポイントは、ITの専門用語や概念の理解です。
これを克服するためには、専門書やオンライン教材を利用すること、
また実際にIT関連のプロジェクトを手掛けることが有効です。

2. 人材紹介スキルの習得: 
人材紹介のスキルを習得することも重要です。
これには、求職者と企業のニーズを理解し、マッチングする能力が含まれます。
また、人間関係を築くスキル、交渉スキル、プレゼンテーションスキルも必要です。
躓きやすいポイントは、人間関係の構築と維持です。
この克服方法としては、コミュニケーションスキルの向上やエンパシーの習得が有効です。

3. 実践的なトレーニング : 
知識とスキルを習得したら、実際の仕事を通じてそれらを活用することが重要です。
初めは経験豊富な先輩の下で働き、徐々に自分で仕事をこなすようになることが理想的です。
躓きやすいポイントとして、新たな業界や役職に適応するプレッシャーもあります。
その克服方法としては、頻繁なフィードバックとサポートを受けることが有効です。
また、問題解決スキルやストレスマネジメントのテクニックも役立つでしょう。

4. 継続的な学習と向上: 
IT業界は急速に進化しており、新しい技術やトレンドが常に出てきます。
したがって、コンサルタントとして成功するためには、継続的な学習と自己改善が必要です[1][2][3]。
躓きやすいポイントは、継続的な学習へのコミットメントを維持することです。
これを克服するためには、自分自身の学習スタイルを理解し、具体的な学習目標を設定することが重要です。

これらのステップを経ることで、
未経験者でも3カ月である程度自走して利益創出が可能なプロフェッショナルな
IT業界の転職コンサルタントに育成することが可能です。
ただし、それぞれの個人の学習ペースや適応能力によって、このタイムラインは変動する可能性があります。

かなり納得感のある回答が得られました。
次は各ステップの要素をそれぞれ深めていきましょう。

各ステップを深ぼる

上記の回答を踏まえ、以下のプロンプトを投げます。

「IT業界の理解」が重要なことはわかりました。
この部分をより深く理解して育成をスムーズに行いたいです。
例えばIT業界におけるより細かい業種の区分、また職種ごとの違いによるコンサルタント側が学習すべき内容の違いについて教えてください。
また、この部分の理解の程度をコンサルタントの上司が確認・判断する方法として適切な方法を教えてください。

回答がこちら。

IT業界は多岐にわたり、多くのサブセクターや職種が存在します。
以下に詳細を記載しますが、具体的な情報については直接のウェブ検索結果がないため、
私の既存の知識を基に答えていきます。

■ IT業界のサブセクター: 
IT業界は大きく分けてソフトウェア開発、ハードウェア開発、サービス&サポート、
ネットワーク&インフラストラクチャ、データ分析・AI・機械学習、
セキュリティ、クラウドサービスなどの領域に分かれます。
それぞれの領域で求められるスキルや知識は異なります。

■ 職種ごとの違い: 
IT業界内の職種も多岐にわたります。
エンジニア、プロジェクトマネージャー、データアナリスト、
システムアーキテクト、ITコンサルタント、セキュリティスペシャリストなどがいます。
これらの職種ごとに必要なスキルや知識、そしてそれぞれの職種が直面する具体的な課題は異なります。

コンサルタントは、各業種や職種における求職者のニーズと企業の要求を理解し、
適切にマッチングするための知識を持つ必要があります。
そのため、その業種や職種の基本的な知識、求められるスキル、
業界のトレンドなどを学習することが重要です。

上司がコンサルタントの理解度を確認・判断する方法としては、以下のような手段が考えられます。

1. ロールプレイ: 
求職者と企業の間のマッチングを模擬的に行い、
コンサルタントがどの程度理解しているかを評価する。

2. 知識テスト: 
IT業界や特定の職種についてのクイズやテストを行う。

3. フィードバックのレビュー: 
コンサルタントが提供したサービスに対する求職者や企業からのフィードバックをレビューする。

4. 実際のパフォーマンスの評価: 
実際のマッチング成功率や客観的な業績指標を用いて評価する。

これらの方法を組み合わせて使用することで、
コンサルタントの理解度やパフォーマンスを広範に評価することが可能となります。
また、これらの評価を通じて、コンサルタントが必要とする
追加のトレーニングやサポートを特定することもできます。

しかし、最も重要なのは、コンサルタントが自ら学習し続ける意欲を持ち、
常に最新のIT業界の知識を更新し続けることです。
そのためには、定期的な研修や自己学習の時間を設けること、
最新の業界情報を共有するプラットフォームを提供することなどが有効です。

また、コンサルタントが具体的な案件を通じて実践的な経験を積むことも重要です。
実際の求職者と企業とのマッチングを通じて、理論だけでは得られない深い理解を得ることができます。

以上のようなアプローチを通じて、コンサルタントをIT業界の専門家として育成し、
自走して利益を創出するプロフェッショナルにすることが可能です。

サブセクターや職種への理解はIT業界においては必須かと思います。こういったポイントは恐らく各業界にありますが、その基本的な枠組みを最初にインプットできるだけでも、ChatGPTは有効に思います。

では次のステップに行きましょう。以下のプロンプトを投げます。

続いて「人材紹介スキルの習得」の部分をより深く理解して育成をスムーズに行いたいです。必要なスキルのリストアップと、各スキル習得にあたって躓きやすいポイント、上司を巻き込んだその改善の方法を教えてください。

回答は以下

「人材紹介スキルの習得」について、以下に必要なスキルと、
それぞれの習得における難易度、そしてその克服法について述べます。

1. コミュニケーションスキル: 
このスキルは、クライアントや求職者との関係構築やメンテナンスに必要です。
また、求職者のニーズを理解し、適切な求人を提案する能力も必要です。
しかし、コミュニケーションスキルは個々の性格や経験によって大きく左右されるため、
習得が難しいこともあります。
このスキルの向上には、ロールプレイやフィードバックを活用した練習が有効です[3]。

2. 業界知識: 
コンサルタントは、自身が担当する業界のトレンドや求人情報を把握していなければなりません。
しかし、業界の動向は常に変わるため、最新の情報をキャッチアップするのは容易ではありません。
上司は定期的にブリーフィングを行い、新しい情報を共有することで、
この問題を解決することができます。

3. 営業スキル: 新規クライアントを獲得し、既存のクライアントとの関係を維持するためには、
スキルが不可欠です。しかし、営業は困難な場面に直面することも多く、
売り込みに抵抗感を持つ人もいるでしょう。
ここでもロールプレイやフィードバックを活用するとともに、
営業の成功事例を共有することで、自信をつけることができます

4. 問題解決スキル: 
クライアントや求職者からの複雑な要求に対応するためには、問題解決スキルが必要です。
しかし、一部の人は、難易度の高い問題に直面したときに困難を感じるかもしれません。
上司は、問題解決のフレームワークを提供し、具体的なケーススタディを通じてスキルを教え

5. 対人スキル: 人材紹介業務では、クライアントや求職者との対話が重要です。
対人スキルを向上させるためには、積極的なコミュニケーションや
適切なフィードバックの方法を学ぶことが重要です。
上司は、社員間でのグループディスカッションやチームビルディング活動を通じて、
対人スキルを向上させることができます。

6. 時間管理スキル: 
人材紹介業務は、多くのタスクを同時にこなす必要があります。
効率的に業務を行うためには、時間管理スキルが重要です。
スケジュール管理や優先順位付けの方法を学ぶことで、このスキルを向上させることができます。
上司は、社員にタイムマネジメントツールを提供し、適切な締め切りの設定や
進捗管理をサポートすることができます。

これらのスキルを習得し、改善するためには、上司が積極的に関与し、
適切なフィードバックやサポートを提供することが重要です。
また、継続的なトレーニングや練習を通じて、社員のスキルを向上させることができます。


業務理解やスキル獲得については大まかにわかりました。
より詳細な部分は企業ごとに扱っている求人・求職者層の違い、戦略の違いなどに影響を受ける部分かと思いますので、深ぼるのはこのぐらいにしておきます。

続いて、「実践的なトレーニング」や「継続的な学習と向上」について調べましょう。プロンプトは以下。

「実践的なトレーニング」や「継続的な学習と向上」については、日々の業務の中でトライアンドエラーを繰り返したり、初期に得た知識・スキルをベースに各人が専門分野の深化を意識しながら作っていくものと理解しています。こういった業務上で必要な向上心をコンサルタントが持ち続ける上で課題になることと、それに対する組織面・施策面での克服方法を教えてください。

コンサルタントが業務上で必要な向上心を持ち続ける上での課題は、以下のようなものがあります。

1. 時間管理と優先順位付けの難しさ:
多くのプロジェクトやタスクに対処しなければならないため、
学習と成長に十分な時間を確保するのが難しい場合があります。

2. 継続的なフィードバックの欠如:
コンサルタントが自分のパフォーマンスを客観的に評価し、
改善するためには、定期的なフィードバックが不可欠ですが、
これが不足している場合があります。


組織面・施策面での克服方法としては以下のようなものが考えられます。

1. メンタリング制度の導入:
経験豊富な社員が若手コンサルタントの成長をサポートするメンターとなり、
定期的なフィードバックやアドバイスを提供することで、向上心を持ち続けるための支援を行います。

2. 継続的な教育・トレーニングの提供:
組織が定期的に専門知識やスキルを向上させるための研修やセミナーを提供し、
社員が自己成長に努める環境を整えます。

3. パフォーマンス評価制度の改善:
目標設定や評価基準を明確にし、継続的な学習や成長を評価対象に含めることで、
コンサルタントが自己改善に取り組む意欲を高めます。

4. 社内コミュニケーションの促進:
社内での情報共有や経験の交流を促すことで、社員同士が互いに学び合い、
向上心を持ち続ける文化を醸成します。

これらの施策を実施することで、コンサルタントが業務上で必要な向上心を持ち続け、
継続的な学習と成長を実現することができるでしょう。

なるほど、という回答が得られました。
おそらく、ここまでに出た解決策を完全に網羅している企業はなかなかないのではないでしょうか。
とくに、「パフォーマンス評価制度の改善」は個人のやる気に直結してくるだけに、見直すべき課題を抱えている会社も少なくないでしょう。

まとめ

一通り見ていきましたが、まずはこれらの内容を新人コンサルタントの方にお読みいただく、プリセットいただくだけでも、その後の会社での成長度合いが変わってくるかもしれません。ぜひ有効にお使いください。

次回は別の観点から、人材紹介企業が抱える課題を検討します。

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