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糸の物語 さこう君編

親子三代に渡る小さな糸の物語

糸くずも、寄り集まれば縄となり
縄をなって網として、小さな幸いをとらまえた
そんなどこにでもあるお話でございます

ところ北海道の南の入り口函館の外れにございます小さな村
眼前には海、背中には山
大変豊かで美しい村でございます

当時このあたりで「がんべやの家」
といえば周囲では知らないもののいない
最新建築のきれいな家がございまして
その離れに住んでおりますのが今回の主人公

坂本一男君

昭和24年1月3日生まれ
まだみんなのおとそ気分の抜けないめでたい空気が立ち込めている中この世に飛び出てまいりました
おめでたい空気そのままにとても元気でやんちゃでみんなに愛される子に育ってまいりました

「おい!さこう!さこう!どこさ行った!」

そうそうこの男の子役所の届には「一の男でいちお」

分かりやすい物ですね長男でございます

その一男で登録されておりますが

この田舎唯一のインテリであります父清利のこだわりの一念でつけた「さこう」と言うのが彼の通称

そのこだわりの一念もちろん彼が生まれた時に役所に届け出を出したのですが、、、
なんとあまりに難しすぎて名前を付ける漢字として受理されず突き返されてしまったとか

その「さこう」が通らないからと言って
長男だ、一に男で、いちおだな

随分と高低差のある風体、まるでギャグでございます

とはいえ、周りの者はもう彼が生まれる前からさこうさこうと呼んでおりましたのでもうこれはさこうでいいだろうと
周囲のもの含めだ~れも「一男」とは呼びません

本人も大人になるまで「一男」と書いて「さこう」と呼ぶのだと思っていたとかそうでないとか

さこう君の父清利君と母フクヱさんは、憎みあっていたわけでもないのですが故あって離婚

この時代でのこのど田舎、託児所保育園のあるでなし、食事処のあるでなし
小さな子の面倒を父清利君一人で見るわけにもいかず
坂本家本家の離れで暮らしていたわけでございます

それでも本家の人々はみんな優しい
本家の子供たちと兄妹同様に海に山にと駆け巡っておったわけでございます

また父清利さんはこの田舎にあっても大変新し物好きでおしゃれ好きな優男
男親なりにそんな素敵な背中を見せつつ
彼をねこっかわいがりして育てたものですがから
さこう君はおじき、おじきとくっついて離れません

たいした叱られもしないものですから
もう本人はやんちゃに拍車をかけましてイケイケゴーゴーでございます
「さこう!おめ、まぁたこんな暗くなるまでほっつき歩いで!山の主(羆)が出るでねぇか!」
海では岩のりをそいでみつけの具
山では罠をかけて小動物を追う
まさにウサギ追いしかの山と故郷を味わっていたわけでございますが

15になれば昔の男の子は元服、一人前の男として独り立ちの季節を迎えます

というと聞こえは良いですが、まぁお勉強があまり好きではないもので
中学を出ると同時に就職しなければという事になったわけでございます

折りもよく札幌に出た親戚が若い子をすし職人として育てたいとのこと

「おじき!おら札幌さ行ってくる!」と
一寸法師桃太郎よろしく元気にこの村をあとに出て行ったのであります

ところが、で、ございます

なにぶん田舎で蝶よ花よと可愛がられて育てられている上に
若くて血気さかんな若者であります
もう~すぐにカッとなって店を飛び出しちゃう

あっちのお店、こっちの会社と渡り歩くものの長くは続かない
それでも結局あれやこれやしているうちに、頭を下げて最初の親戚のお店で
寿司屋の修行をしっかり勤め上げることになるのですが~

ここのお寿司屋さんでさこう君稀代の悪友を一人こしらえます
その名をアキちゃん

こちらもまた血気盛んな若者

もう~ただただ体力が余っているのでございましょう
職場でも下宿でもさこうとアキちゃんの理由なき殴り合いの喧嘩の日々
かといって仲が悪いわけでもないんですからなんだか訳がわかりませんが

彼ら二人の青春武勇伝については枚挙にいとまがない

「遊ぶ金がないからつまんねぇな、あき~ただこうして殴り合ってるのも飽きたしよぉ」

「俺にいい考えがあるよ、大通公園の端と端からお互い歩いてくるんだよ、そしたらどっかでかち合うべ、それでな、ごにょごにょ」


「おい、こら、おめぇいま肩当たったべ」
「あん?やるのか~!?」

「おいおいおい!大変だ喧嘩だ喧嘩だ!殴り合ってるどぉ~!」
「きゃ~!大変!警察!警察呼んでよぉ~!」

場所は観光地として名高い大通公園、観客を集めるには絶好のロケーション
殴り合ってるさこうとアキちゃんの周りは押すな押すなの大騒ぎ


今考えたら何が面白いんだかわかりませんが、時代の事でございます
彼らと同じように金もさほどなくプラプラと歩いているところに喧嘩じゃ
集まらずにはいられない、野次馬黒山の人だかり

それだけ大騒ぎになれば現れます警察
うぅ~とサイレンの音

「おい!どうした君たち!」

こうなりますと先ほどまで殴り合っていたわかものふたり
さこう君とアキちゃんは肩組み合って急に仲直り
「お、お前意外にいいやつだな!よし一緒に飲みに行こう!」
な~んて言っておりますが何のことはない
最初から仕組んだ小芝居であります
それに結局飲みに行くお金もないわけですから世話もない事でございます

やる事がないと言ってはこんな誰の役にも立たない悪戯を重ねる
そんなばかばかしい二人ですが
昼のうちには切磋琢磨して
すし職人としての腕を磨いていた
そんなある日

親方「おい、、、さこう、、、電話だ」

さこう「はい!どうも、、、え?あ、え??あ、はい、はいはい、うん、はい」

アキちゃん「おう、さこうどした?」

さこう「あぁ、いやいや。うん。アッキ。喪服、、、持ってるか?」

アキちゃん「おらがそんな大したもん持ってるわけないべwなした?」

さこう「おぅ、おじきが死んだらしくてなぁ」

アキちゃん「は????こないだ電話来てたばっかりでねぇか!うそだべまたそんな、おらば脅かして、、、ほんとけ?」


さこう「や~、なんだかなぁ?おらにも全然わかんなくてよ?それより喪服どうしたもんか…おら…どしたらいいんだかなぁ、、、」

あまりに突然の事でございました
おじき、今年のお盆は急がしくて帰れない
また落ち着いたころにでも帰る
と電話をしたのが10日前の事

田舎に一人残してきた父清利さんの訃報
しかも列車事故でございました

詳細もわからず
ただうんうんと返事をして電話を切ったものの

一体何をどうしたものか
若いさこう君にはわかる術もなく

ただ、茫然

アキちゃんグッとさこう君を抱きしめます

アキちゃん「いい、おめはなんもしなくていい、、、待ってっから、待ってからな」

男同士でございます
アキちゃん多くは語らず
さこう君の背中を見送り彼の帰りを持ちました

田舎の方では
若いさこう君の代わりにすべての段取りを整えておりました
さこう君はただただ頭を下げるばかり

小さな頃から離婚したところの子供と
優しさと同時に微妙な憐みの目を向けられていたさこう君

今はそのやさしさと憐れみがいつもに増して痛い
刺さるように痛い


とにかく全てを終えて
また札幌に逃げるように帰るわけでございます

傷心のさこう君を癒そうと
アキちゃんここは奮闘いたします
ススキノを駆けずり回って綺麗な女の子を探してまいります!

そうして二人の前に
華やかな女の子が二人現れます

二人とも昼は看護師さん夜はススキノの蝶

さこう君とアキちゃんの2人の青春物語は
いつしか4人の華やかな青春物語に

さこう君はその2人のうちの
ふぅ、という女の子と暮らしだします

ちょっと悪戯で口は悪いし
何をしだすかわからない
しかも息を吐くように嘘はつく

けれど
あれこれと世話は焼いてくれるし
おしゃれでスタイルが良い

そんなふぅを気に入って
自分が失ってしまった家族を
もう一度作ってみようと
さこう君は思い始めます

ほどなく、ふぅのお腹が大きくなり
お腹の子の為にも籍を入れる事に

お腹の子は女の子とわかって
毎日そわそわと名前を考えるさこう君

これで自分も父親だ!
家族が出来る!

と、麻雀三昧で相も変わらず若者らしい暮らしを送るさこう君にも
いくばくか親の自覚も芽生え始めましたある日、、、

ふぅ「ねぇ、あんた、、、話があんの」

さこう「おぅ!なした!あ!金ならないど!おらも昨日の麻雀でスッテンテンだど!」

ふぅ「うぅん…そういう事じゃなくて…ていうかそれも問題だけど!」

さこう「おぅ!早くすれ!もう仕事出ないばなんない!」

ふぅ「うん…実は私…前の旦那との間に男の子がいて
   今5歳になるの…一緒に…この子と一緒に育ててもらえない!?」

さこう「ふぅ…おめぇ、前に旦那がいたのか!?それに男の子まで…おめぇ…おめぇ…」

ふぅ「ごめんなさい!やっぱり駄目よね!?そうよね!聞かなかったことにして頂戴、いいの、いいのごめんなさい」

さこう「えらいっ!!!ふぅおめぇえらいぞ!!よくやった!俺男の子の父親になれんのか!!これから女の子も生まれて一気に家が賑やかでねぇか!!うれしいなぁ!いつだ!いつ来るんだ!名前は?何が好きだ!?寿司は好きか!?男の子だらキャッチボールも出来るなぁ!」

ふぅ「浩、名前はひろし…ありがとう、あんた、ありがとうね」

日々の博打と遊興でさっぱりお金はないけれど
子供がいるのはいい事だ!
ただただその賑やかさに心躍るふぅとさこう君でありました

金のないやつぁ俺んとこへ来い
俺もないけど心配するな

気分は上々!

ふぅのお腹の子も無事生まれ
幸せに恵まれると書いてさちえと名付けられました

ほどなく、やってまいりました浩君と
すくすくと元気に育ってまいります

さらにお寿司屋さんでの頑張りも認められ
お店の脇に小さなスナックも開店いたします

その名も【ガーネット】

これが映画でございましたら
するすると
家族は平和に大団円で出世の道をトコトコと

と、参りたいところですが

現実はそうは参りません…

気前よくひろし君を受け入れたように
気前よくお店のお酒もご馳走しちゃって
気前よくあちこちにお金を貸し
気前よくあちこちにハンコを押してしまい…

御馳走したお酒の代金は翌月もちろん請求書が来る
返してもらえるはずのお金はどこかへ行き
他人の借金が飛んでくる

結局家族総出で夜逃げでございます
お世話になったお寿司屋さんを離れ
別の土地のお寿司屋さんにお勤め
と言っても借金もあるし
家族4人を食べさせるに十分なお金は
なかなか…

「あんた、子供達に食べさせるものないじゃない!
 さちえにあげるミルクがなくて牛乳あげたらお腹壊しちゃうし
 前借りとか…お寿司屋さんから少しなんか貰ってこれないの!?」

「そんな恰好悪い事…出来るかよ!」

どうにも恰好が付かないので
さこう君家には寄り付かないようになる

そんなさこう君に嫌気がさすやら
お金の工面に手を焼くやらで
ふぅは一計を案じます

置き手紙一通

出稼ぎに出ます、子供たちをよろしく

「…たぁっはぁ~!参ったなぁ!わははは!」
笑ってる場合でもないはずでございますが

さこう君もまけてないというかなんというか
一計を案じます

子供たちをふぅの実家に預けて
自分はお寿司屋さんの二階の宴会場へ寝泊まり

「これで家賃もかかんねぇし良いだろう!」

さすがにこれにはふぅも愛想ほとほと尽きて
帰ってきてすぐに離婚届を叩きつけ
子供たちを連れて次の恋へと飛び込んでいきます

「…ふむぅ」

さこう君まさか離婚を突き付けられるとは思わなかった


しかも可愛い子供達にも会えない…
すっかり気を落としてしまいます

「ふぅはともかくよぉ…さちえもひろもいないのはなぁ」

と、落ち込みましたのは

ほ~んの数か月の事でございました
ここからのさこう君の奮闘ぶりでございます

「ねぇ、あんた!お金無いの!貸して!」

「ふぅ?なんで勝手に出て行ったお前におらが金を出さなきゃならないんだよ!」

「あんた一人なんでしょ!お金あるでしょ!子供たちが大変な思いしているのよ!また同じことするのあんた!」

ふぅの新しい恋はちょいと色々と訳アリで
あれやこれやと子供たちを護るために
さこう君はこの先大奮闘をよぎなくされます

「あんた!ひろが居なくなったの!車出して!」

「さちえが熱出してるの!車とお金出して!」

「これ!さちえの妹の陽子だから!しばらく預かって!」

「おい!ふぅ!お前いい加減に!…おうぅ!元気が良くてよく笑ういい子だなぁ!そうか陽子か~、陽子は寿司は好きか?」

なにせ甲斐性というものは何一つ持ち合わせのない
さこう君でございましたが


子供の事は、だいすきでございます
周りはどうあれ、子供にはなんの罪もない

ふぅの前の旦那の子だろうが
自分の子だろうが
誰かしらない男との間の子だろうが

金はないけど俺のとこへ来い

子供たちに何かあるたびに
ひたすら東へ西へ大奮闘

しかしさらにふぅの恋物語の過激さに巻き込まれていく子供達
あまりにみかねた周囲の声から

さこう君せめてさちえだけでもと引き取る事に

一人で根無し草のように包丁一本さらしに巻いて暮らしていた日々から
おしゃべりでおしゃまな娘がいる暮らし
お寿司屋さんの一間を借りて一人で寝泊まりしていた生活から
部屋を借り、車を持ち、学校の行事、地域との関わり
さこう君の暮らしは大変ながらも一気に潤いと輝きをもって
広がり始めます

そっと少しずつ積み立てて
やっと慣れ始めた二人の暮らしに

静かに始まったはずの
さこう君と娘さちえの生活は
この後23年の長きにわたり
常にふぅの恋の台風のあおりを受ける
嵐のただなかにあったのです

ふぅの気分で時折起こるさちえの奪還劇
ひろしの失踪
ようこの家出駆け落ち
お金の問題
飼っている子犬の病気・出産
パチンコ代の無心に至るまで

なにかある度にさこう君は駆り出される

どういう訳だかさこう君は怒りながらも
大概そのすべてを手伝っちゃう

今や夫婦でもない
子供達も自分の血のつながった子ではない

それでも

その都度都度
キーキー怒鳴りながら
車で子供たちを捜索

「あんた三万貸して!」
「三万なんかあるかこのやろう!1万だけ持って行きやがれ!」

みたいな感じで

そんな台風をあれこれ乗り越えて
1年、また1年と経つうちに子供たちは大きくなっていきます

子供たちが育ち巣立つにつれて
台風の暴風域は少しずつ小さくなっていき

さこう君にも静かな時間が訪れます

そんなある日
さこう君に肝硬変が見つかります
肝硬変から肝臓がんに変異するのに
そう月日はかかりませんでした


そんなこともあり一度は巣立って行った子供達も
また、折に触れ彼のもとに集まるようになります

アパートで一人暮らしのさこう

その隣に末っ子の陽子が
二人の子供たちを連れ引っ越してくることに

繰り返すようですが
さこうと陽子の間には戸籍上も血縁上もゆかりはないわけです

けれどこの陽子の子供たちを孫だ孫だと
どこへ行っても自慢し
時に教育の事に口を出して陽子と喧嘩

そんなことをしているうちに
出稼ぎ仕事をして風来坊をしていた長男の浩が
北海道に帰ってくる
住むとこもないのでおやじ一緒に暮らそうと

実の娘のさちえの方は東京へ行って
とんと帰ってこないくらいですが

あれやこれやと流れるうちに
若くして父を失い
何度も家族を失ったはずのさこうは
血も戸籍もなんの関係もないけれど
真の家族と言うべきものを探し当て
手に入れたと言えるのではないでしょうか

がんの宣告を受けてから

「おらもうダメだ、もう駄目だ!」
と叫び続けながらも

そんな不思議な家族と
孫たちに支えられて

「孫たちになんでも見せてやらないばなんない!いろんなもの、やらせないばばなんない!」

と少しずつ活力をつけて
健康オタクの中の健康オタクとして能力を開花

結果!
さこう特性ジュースを開発

なにが混ざっているのか
誰も知らない
本人にもなんで効くと言えるのかわかってない

こういうのをもう
「念」というのでしょうね

とにかく
「効く!おらがそう決めたんだから効く!」

と、ちからをつけて
その後7年に渡り再発と治療を繰り返すも
このさこうジュースのおかげで
メキメキ元気になっていきます

陽子の上の子が小学校に上がり
下の子も小学校にあがり

さらに、なんという事でしょう
既に諦めていた実の娘さちえの結婚式までを見届ける事に!

まだまだ見届けたい事はたくさんあると
力を入れたさこうでしたが

がんの宣告から7年
とうとうさこうジュースだけでは保てなくなってきました

病院の医師から突然の進行の早まりに
もはや打つ手がなく
ホスピスへの入院を勧められることに

それは状況からみれば
あまりに突然の事でした
つい先日まで孫をジャスコに連れていって
ゲーム三昧させてたわけですから

宣告から7年ももったとはいえ
家族から見ればまだまだ元気に
…その時は、見えたのです

しかし何事も始まれば終わりを迎えるように
生まれれば人はいつか最期の時を迎えます

ホスピスに移ってたった2日ほどの事でした

突然さこうがフッと虚空に手を伸ばして

「お…おじ…おじき!」と声をあげたのが
最後の言葉

家族みんなが揃う中

末っ子陽子の
「息をして!息を吸うの!!」
と叫んだ声に応えるように

大きく大きく息を吸い込んで
静かに旅立って行きました

家族からみたらそんなやるせない
悲しい数日


さこう君からみたらどんな数日だったのでしょう

おい、さちえ~
おい、ようこ~!
ひろし~、、、は
まぁいつもいねぇかぁ( ´∀` )

それにしても困ったなぁ

なんかあちこち真っ白で何にも見えねぇし
なんか、こう、イロイロ思い出せねぇんだよなぁ

なんかなぁ
なんか大切なやる事があったはずなんだよなぁ、、、
なんだったかなぁ

やる事、、、やる事?

ん~、、、

ん?

なんかうっすら見えて来たなぁ
なんだあれ?

ん?誰か…いるなぁ?

だ…

お?

お!

おじき!!

そうかおじきひっさしぶりだなぁ!!!

ん?

お!

そうか!おら何するかおもいだしたどぉ!!
おじき、おらも一緒に旅に出るんだったなぁ!

BGM ひょっこりひょうたん島 IN

全ての全てを諦めてしまった
さこう君の父清利君

全ての全てを諦めなかった
さこう君

しかしまたも主人公が
不在となってしまったわけですが

このお話は
「親子三代の物語」

お話は
さこう君の娘

幸せに恵まれると書いて
さちえちゃんに移ってまいります

さて、揺られ揺られる小舟は
どこにたどり着くのか

が、今日はこれぎり
親子三代物語さこう君編はここまで
ちょうどお時間となりました

ちょっと一息願いまして
またのご縁とお預かり


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