【解説・プロットの作り方】今日からすぐに使えるテンプレート配布中!
ゲームのシナリオライターにとって、テキストと同じくらい重要なものがプロットです。
しかし、具体的にどう書けば良いのか分からないという方も多いでしょう。
そこで今回、プロットの基本的な書き方を解説していきます。
すぐに使えるプロット・テンプレートの入手方法も載せていますので、ぜひ最後までお読みください。
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♢この記事を書いた人:さーくん♢
ゲームシナリオライターとして3年活動。
メインライターとして20作以上の開発に携わる。
現在はクリエイター向けマーケティング支援を実施。
マーケティング支援詳細→WEBサイト:Creator Marketing
詳しいプロフィール→自己紹介
1.プロットの基本的な書き方
プロットを書くためには、まず、なぜそれが必要なのかを理解しなければいけません。
プロットには絶対に欠かせない重要なポイントがあり、それを知らなければ自分の手で1から作り上げることが出来なくなります。
よって、まずはしっかりプロットの存在意義を学びましょう。
1-1.物語に一貫性をもたせる
小説にしろ、ゲームにしろ、何十万文字にも及ぶ長いストーリーになるためその場の思いつきで書いていると話に矛盾が生じます。
よって、物語におかしい点はないかを確認するためにもプロットは必要になります。
1-2.起承転結の“転”にこだわる
単調なストーリーでは飽きられるため、変化をつける必要があります。いわゆる起承転結の“転じる“部分のことです。
この部分が物語でもっとも盛り上がるシーンのため、全神経を注いで話を考える必要があります。
思いつきそのままに転じる部分を書いてしまうと、話を盛り上げることが難しくなるためプロットが欠かせなくなります。
1-3.キャラクターに命を吹き込む
物語を作るとき、最初は登場人物のイメージは漠然としているものです。
しかし、プロットを通じてキャラクターを動かすことにより、少しずつ人間性が見えてくるようになります。
プロットを作らなければ、シナリオを書きながらキャラクターのイメージを固めていくことになるため序盤と終盤ではまったく別人になってしまうこともあります。
だから、プロット作成段階でキャラクターのイメージを固めておく必要があるわけです。
プロットはキャラクターに命を吹き込むための最初の作業とも言えます。
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2.プロットの作り方の基本
なぜプロットが必要なのか分かったところで、基本的な作り方を説明していきます。
プロットは、次の3つを意識して書くようにしましょう。
・結末から書く
・1シーンごとに書く
・キャラの台詞も混ぜながら書く
それぞれ、項目別に詳しく説明していきます。
2-1.結末から書く
物語序盤からプロットを書くのではなく、エンディングから書きます。
最後→最初の流れにすると、ストーリーの結末をしっかり理解しながら書くことになるため、伏線を仕込みやすくなります。
序盤から順に書いていくのも悪いわけではありませんが、慣れないうちはストーリーにメリハリがなくなることが多いためオススメしません。
2-2.1シーンごとに書く
小説のようにぎっしり文章を書きこむのではなく、1シーンごとに区切るようにしましょう。
1つずつ分けて書くことで読み返しやすくなり、修正作業も楽になります。
詳しくは、現在配布しているプロットテンプレートを確認してください。
2-3.キャラの台詞も混ぜながら書く
プロットは物語の大筋を決めるためのものですが、キャラクターのイメージを固める意味合いもあります。
よって、キャラクターの台詞も交えながらプロットを書くことをオススメします。
ただ、セリフがあまりにも多すぎてもいけないためバランスに注意しましょう。
割合で言えば、「文章8:台詞2」くらいの感覚になります。
3.テンプレート配布
シナリオライターが作成したプロットのテンプレートが欲しい方は、ぜひご連絡ください。
TwitterのDMから「プロットの件」と連絡をもらえばファイルをお渡しします。
お問い合わせ先:Twitter
4.まとめ
最後に、ここまでの内容をまとめていきます。
〇プロットの存在意義
・物語の矛盾をなくすため
・物語の盛り上がるポイントをしっかり作り込むため
・キャラクターに命を吹き込むため
〇プロットの作り方の基本
・結末から先に書く
・1シーンごとに区切って書く
・プロット中にキャラの台詞を混ぜる
以上になります。
この記事に関して、またはシナリオに関してご質問等あればお気軽にご連絡ください。
お問い合わせ先:Twitter または LINE公式アカウント
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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