見出し画像

日本人みたいなニューヨーカー

最近中学の頃のバレーボール熱が再燃してしまい、毎日仕事終わりに全力でやってます。ブログ久しぶり、、、

今日はこの間ご案内した、アメリカ人ゲストの話をしたいと思います。

この日は一日ツアーということで、朝から事務所でバックパックに鍋やらガスやらを詰める。

朝出勤したとき、なぜか他部署のスタッフが心配そう且つドン引きした顔を向けてきました。恐らく私が緊張で吐きそうな青ざめた顔だったからだと思います。

一日ツアーは7時間。さらに、この日は2組いたので、もう緊張しまくりです。「グループ同士で喧嘩したらどないしよか」と毎日毎分毎秒考えます。まぁ実際そんな事態はほぼないです。

この日のゲストはどちらもアメリカから!雄大な土地カリフォルニア、そして世界の中心ニューヨーク!

画像1


結果的に言うと、めっちゃ良い人たちでした。良い人すぎて涙出るかと思った。

あ、でも良い人っていう表現は良くないですね。進撃の巨人でアルミン(まぁ諫山創先生か)が、

画像2

と言っているので、ここでは良い人という言葉は使わないでおきます。私進撃の巨人信者。

とにかく、すごく素敵な方々でした。


カリフォルニア州はおっとり?


同じアメリカと言っても、かなり大きい国です。国の中で時差があるような場所です。

ですので、やっぱり州によっても少〜しずつ性格の特徴は違うかったりします。ここの人はこういう人!とは言い切れないですが、共通している点はいくつかあると思います。

ここからは、私の経験則に基づいて(完全に独断と偏見)話したいと思います。私の出会ったゲストは、ということなのでご了承を。

今シーズン、カリフォルニアからのゲストがかなり多いです。そして、皆さん本当におっとりしてる!すごくゆるい。良い意味で、ゆったりしています。

雄大な土地に囲まれている、という点でニュージーランドと似ているのかもしれません。本当に出会った人みんなイージーゴーイングな方々でした。


ニューヨーカーは日本人に似てる


先シーズンも含めて、ニューヨークからのゲストは比較的少なかったです。みんな忙しいのかな?

そんな中でも、ニューヨーカーにあった共通点といえば、ズバリめっちゃ言うこと聞いてくれる

さすが多忙な街ニューヨーク。全てがオンタイムで忙しなく動き続けるビジネスの街では、時間を守りリーダーに従うということは当たり前なのかもしれません。

ちなみに、普段の英語ツアーでは、突然ありえない高さの山(どう見てもツアー時間内で行けない)を指して「あそこ登ってきてもいい?」と急に言われたり、時間になっても来ないゲストに電話をすると、「今ママと電話してるから待ってて!」となぜか怒られたりと、わりと自由な方々が多いのです。

しかし、ニューヨークからのゲストは皆さん時間厳守。写真一枚撮るのにも「あそこで写真を撮ってきてもいいですか?」と聞いてくれる。

みんなでゆっくり話していると、「私たち時間通り歩けてる?」と心配してくださる人もかなり多い。

こういうところは、日本人の方々とよく似ているなと感じます。日本はルールに従うというのがやはり文化としてあると思うので、環境も似ているのかもしれませんね。


雨の中笑顔いっぱいのゲスト達


この日は、雨から始まったツアーでした。しかし、ゲストは全く気にしていない様子。

会って早々、「とっても楽しみなの!!」と言ってくださるご夫婦。お二人ともよく喋る素敵な方々でした。

もう一組の新婚さんも「楽しみで朝ご飯食べれなかったよ!」と興奮気味に。いや朝ご飯は食べてきてくださいと言うと、めっちゃ爆笑してました。笑い事ちゃうけどな。

雨の中レインジャケットを着て、ハイキングコースをゆったり歩く(ちなみに、新婚さんには早々にバナナを食べさせました)。

途中から、雨が上がり周りの景色が見えてくると、ゲストが「最初は不安だったんだ」とおっしゃっていました。

本当、優しい方々ですよね。きっと心の中では「雨なのに歩くの?」と思いながらも、本当に楽しみ!と最初に口に出して伝えてくれる優しい方々。

この方々に全ての幸せが降り注ぎますようにと願った瞬間でした。


人種主義も実際ある


アメリカは大きい国なので、場所によって様々な人がいるという話をしました。

そして、ゲストの中には、ぶっちゃけ人種主義者(差別まではいかないかな?)もけっこういました。

私のことを見ただけで、「え?あんたがやんの?」という目をされることは、意外とよくあります。最初から話を聞こうとしない人もいました(遠い目)。

直接、「アジア人のしかも女性がここでトレッキングガイドなんてできんの?と思った」と言われたこともあります。

ツアーに満足してくださったからこそ言ってくださったのですが(そう信じてます)、正直直接言われると結構ショックを受けます。

きっと、これを読んだ方は「外国人にそんな人いなかった!皆優しかった!」と思う方が大多数だと思います。私もそう思います。

ただ、向こうからしても友達として接するのと、ガイドとしてお金を払って接するのとは訳が違うんですね。きっと。

お金が絡むと、海外の方(特に無意識に人種主義的考え方をしている方)は厳しい態度で接してくることが多いです。しかし、ちゃんと向こうの求める仕事をすれば、それに見合ったチップをたっぷりくれたりもします。これはアメリカの特徴ですよね。

これを最初に理解したときは、向こうは本当の意味で実力社会なんだなーと考えさせられました。

最初の頃は、人生初めての差別的な扱いを受けたことがショックで、苦手意識を持ってしまうこともありました。

しかし、向こうは差別をしたいわけではなく、ちゃんと仕事をしてくれるのか不安なんですよね。

決して安くないお金を払って英語ツアーに申し込んだのに、先住民でもネイティブでもないカタコト日本人出てきた!なんてこった!と、そりゃ思いますよね。

ですので、そんな相手の不安を全力で吹き飛ばすぐらいにいいガイドをすれば良いんだと考えるようになりました。

ネイティブにも負けないぐらいの知識やホスピタリティ、誠意を持って対応すれば、最初の印象なんてすぐにぶっ飛びます。

そんなこんなで、ここ最近になってやっと!自信を持って「今日も絶対楽しませられる!」と言えるようになりました、、

英語のガイドをするときは、知識を話したり英語をただ話すだけじゃなくて、相手の文化を知り、自分の性格を相手の文化に合わせて演じていくべきなんだと気づきました。

まぁ、それが必ずしも正解ではないですが、私にはこの方法が合ってるみたいです。精進してまいります。


今日の使える英語


今日は、ゲストの中でもニューヨーカーと日本人が似てるという話をしましたが、その時に相手が使っていた英語を紹介します(^^)

客:Can I go over there to take a photo?

私:Of course you can.

客:Thank you so much.

私:Thank you for asking me!

客:We are kind of rule-followers!

私&客:爆笑

最後の爆笑は置いといて、このRule-followerという単語はよく聞きます。Rule(規則)とfollower(従う人)を合わせた単語で、まさに我々日本人のように規則に従う人のことを指します。

前にロードトリップ中に出会ったニューヨーカーの若い姉ちゃんも、自分のことをrule-follower と言ってました。人の性格を表す時にも便利です(^^)

ちなみに、4行目と5行目の太字にしている部分。

客:Thank you so much.

私:Thank you for asking me!

太字は強調して発話した部分です。

ゲストが「ありがとう!」と言ったことに対して、「あなたこそありがとうね」と言う意味を込めて、youを強調します。

日本語でも、強調したいことは当たり前のように強調しますよね。しかし英語になると、途端に強弱のない棒読みのような英語になってしまうことが多いです。

いつもの会話に少しだけアクセントを入れるだけで、会話が非常にスムーズになります。是非使ってみてください(^^)

もう一つは、whatの使い方。whatは、what time is it? 「今何時?」のような使い方の他に、もっと使える文法があります。

それは、「〜ということ」という使い方。説明が難しいので、例文を書いてみます。

What I was trying to say is that I need money /私が言いたかったのは、お金が必要ということです

I believe what you said. / あなたが言ったこと信じます

That’s all what I need to know. / それが知りたかってん

なんとなく雰囲気は掴めましたか?(^^)つまり、whatを文の前につけると、その文が名詞扱いになるんですよね。

What I know 私が知っていること

What I need 私が必要なもの

What I want to say 私が言いたいこと

という感じです(^^)whatをつけるだけで文が名詞になるということは、それ自体が主語にも目的語にもなれるのです。

これを使えるだけで、会話の幅はぐんと広がります。

私は、毎週自分の中で一つ表現を決めて、「今週はこの表現を使うようにしよう!」と目標を決めて英語を話すようにしています(^^)

それを続けていくと、表現力も増えてより会話を楽しむことができると思います(^^)


ではでは、シーユーネクストタイム!

おやすみなさい〜(^o^)

Saaka


ニュージーランドでネイチャーガイドとして、全世界の人と毎日濃い時間を過ごしています!様々な文化の違い、言語、日本への印象、そして時々私の撮影したニュージーランドの風景写真を皆様に配信していきたいと思っています!よろしくお願いします😊