見出し画像

廃園による転園保活、成功!

年初から振り回されていた長女の保育園の廃園問題。
ついに完結です。

経緯

年初、突然、園の縮小延長保育不可を打ち出され、同時に市からも転園勧奨を受け、まさかの廃園予告に大パニック。
園の保育士不足が理由と言われても、全く納得できませんでした。

春入所の一次選考が終わった後、
年少クラスの空きなんかあるわけもなく、
特別加点や特別枠を少しばかり設けてもらいましたが、60人以上の園児が被害対象のため、全く安心なんてできず、
市役所に噛み付いたり、
ママ友と傷を舐め合ったり、
とにかく二次選考とその結果が気がかりで仕方のない1〜3月でした。

転園内定を勝ち取りました

ついに、今日、「利用可」という内定の知らせが届き、やっと私にも春が訪れました。

奇跡的に転園の内定が取れたのです。

「この日をずっと待っていた。」

そんな安堵の感覚と、

「ついに、この日が来てしまった。」

やっと保活が終わり、いよいよ復職カウントダウンが始まってしまう、
順当な育休の終わりの感覚を、ようやく実感し始めました。

内定の喜びもつかの間、
適切な不安とバタバタの予感。

これが本当に本当に本当に、
最後の育休の最後なんだ。

そんな感覚が大きくなっていっています。

どんな奇跡が起きたのか?

一次選考で既に決まっていた次女の保育園に、
長女も転園させて、1拠点の送り迎えにしたかったのですが、
市から案内された廃園による特別枠のリストに、次女の保育園はなく、
一次選考の内定辞退がない限り、長女を次女の保育園に転園させることができないという厳しい状況でした。

二次選考の通常リストにも、
次女の保育園はなく、

「一次選考後、空きは出なかったのかぁ」
とガックリしていたところ、

奇跡が起こったのです。

ママ友が公式HPのネットには載ってない内定辞退の情報を教えてくれたのです。

市に電話で問い合わせて、裏をとることもでき、次女の保育園の年少クラスに1枠だけ空きがあることはほぼ間違えなく、
なんと、長女を次女の保育園に転園させられる可能性が出てきて、実際に、私はその1枠を掴むことができたのです。

そもそも市の対応はそれでいいのか?

正直、私は、非公開の情報を偶然入手してラッキーでしたが、市の対応としては本当にこれでいいのか疑念は残ります。
課題の分離というか、私の課題ではありませんが、市の情報発信の方法はよくないと思っています。

聞かれたら答えるけど、
聞かれなかったら答えない。

次女の保育園に内定辞退があり、
二次選考でも1枠だけなら空いている、
と知っていたら、
二次選考で申し込む人がいたかもしれないのに、
この情報を聞かれないと教えないというのは、情報格差を生み出し、二次選考の意思決定に大きな影響を及ぼします。

そんな情報戦の中で、
引き出す質問がどれだけできるか。

私には引き出す質問ができず、
ママ友という人脈に助けられたけれど、
質問しなかった人がバカをみる対応で本当にいいのか、そこはモヤっとします。

私自身、人事で仕事をしていた時、聞かれないなら積極的には打ち出さない内規も沢山持っていました。
だから、市のことを責められない気持ちもあるけれど、やっぱりルールや前提条件の情報は公平に公開しないと、ネット公開情報だけをみて諦めてしまう人もいるので、不公平に感じました。

相談という名の図々しい質問と、
引き出す質問の違いは、
紙一重ですからね。
私にはその引き出す質問力はまだないからこそ、不公平感を強く感じてしまいました。

奇跡を起こした秘訣

とりあえず奇跡を起こした秘訣は2点。

1点目は、持つべきものは友。
やっぱりママ友に助けられた保活でした。

精神的にも、
情報的にも、
1人ではここまで来れなかったと思います。

情報交換の為だけにママ友と仲良くするというのは違うけれど、同じ目的に向かって切磋琢磨するママ友は絶対必要です!
結果的に有益な情報を持ってきてくれることもあるので、普段からgiveの精神で人と接したいものです。

2点目は、直感を信じることとリスクテイク。

次女の保活の時点(昨年秋)で、長女の保育園が新規受入を停止しており、2拠点生活は確定していました。
そこで、新規受入停止した保育園の再開を信じて小規模保育園に入れておくか、5年間預かってもらえる保育園の1歳児クラスの激戦を勝ち抜くか、どちらかの選択が必要でした。

私はその時点で、廃園の予測まではできませんでしたが、「ヤバイな」という直感となんとなく次女は長女と同じ保育園には入れたくないという感情が湧いてきました。

頭で考えると、0歳児クラス以外の保育園入所は、小規模を除くと激戦中の激戦。
1歳児クラスは、1年を超えて育休取得した人が殺到する為、きょうだい加点がないと相当厳しい。
悠長に、長女のきょうだい加点を過信して、次女の保活なんてしてませんでしたが、長女の保育園に入れられなくなり、0歳児クラスの春をスキップした私に選択肢は本当に限られていました。

小規模保育園なら1歳児でも内定は取れそうですが、いつ長女の保育園が新規受入再開するか分からない。
保育士の採用ができ次第、受入を再開すると言われても、信じられない気持ちが大きすぎて、楽観視できませんでした。

私は自分の直感を信じて、
小規模保育園を希望しないで、
次女は次女で5年間過ごせる保育園を探し、リスクを取ることにしました

ただ、その時、リスクを嫌う夫と衝突し、リスクを最小限にした保育園がどこなのか、徹底的に議論しました。
最終的には夫の意見を採用し、
家から遠い、口コミで人気のない保育園を次女の第一希望保育園にしました。

ママ友からは、「何でそんな変な所にしたの?」と何度も聞かれましたが、自分たち夫婦で話し合って決めた最善策。

結果的に、廃園することが決まり、絶望していましたが、家から遠く、口コミで人気がない園に長女を転園させようとしているものですから、ママ友との利害関係もなく、お互いバチバチならず応援しあえる関係が築けたのです。

家から遠いといっても、
自転車で20分。
耐えられるギリギリの範囲でした。

人気があるとか、ないとか。
そんなのは、入園しないと分からないし、
そもそも長女の保育園だって保活当初、廃園だなんて想像できなかったことですし。

今回の転園保活の成功は、
やっぱり仲間直感を信じた事が大きいかなと思います。
そして、直感を信じたゆえのリスクテイクには、夫の協力があって最善策が立てられたと思います。

なにがともあれ、
おめでとう、私。

最後に、

とはいえ、長女の保育園の廃園問題はまだ解決していません。
多くの園児とその保護者が不安な思いで毎日を過ごし、安心して保育が受けられなくなる恐怖に怯えています。
私は自分さえ転園が決まれば終わりだと思っていません。
ママ友への情報提供など、役に立てるならできることを微力ながらやっていきたいと思っています。
結局、話を聴くくらいしかできないかも知れませんが、「傾聴で現実を変える」が今年の目標でもあるのでサポートできる自分でありたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?