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保活で学ぶタイミングとリスクの取り方

毎日、保活です。

悩んでいるのは、タイミングリスク

保活の目的は、仕事と育児を両立するため
仕事をするために子どもを預ける
だから、私の保活の失敗とは、仕事ができなくなってしまう事だ。

私の場合、
今、妥協すれば保育園を確保できるかもしれない。
半年待てば、もっといい保育園を確保できるかもしれない。

それぞれの確率は同程度。
もし、半年後、保活に失敗すれば、どこの保育園も見つからず、さらに大きく仕事に支障をきたす可能性が高まる。
だからタイミングを計りかねている。

原体験を探る

タイミングリスクで悩んだ経験は、過去にあった。
それは、妊活だ。

子どもが2人欲しいと思っていた私は、
2~3歳差で2人目を狙っていた。

2歳差育児と3歳差育児のどっちがいい論争は絶えない。
若干、3歳差の方がアドバンテージが高い印象はあった。
上の子がしっかりしないうちに下の子ができるのは大変だとか、
第一子復職後、またすぐに産休に入る事でキャリアにもマイナスだとか。

しかし、その時、私の決断は、いたってシンプルだった。

絶対、妊娠できる100%の確証はない。
だったら、今、授かれるもんなら授かりたい!
年の差のデメリットよりも、
2人目ができないデメリットの方が人生の損失として大きい。

夫の意見もほぼ同じで、
二段階方式で、
今、できたらそれはそれでOK。
今年無理なら、来年チャレンジすればいい。
今年、何もしないで棒に振るなんてもったいない、という理論だった。

今の悩みと構造は同じ。
妊活の目的は、子どもを授かる事。
今、妊娠すると色々大変かもしれない。
1年後、妊娠すると少し楽かもしれない。
妊娠の確率はほぼ同程度。
もし、1年後、不妊で苦しむとしたら、年を取った分、精神的ダメージが大きくなりそうだ。
だったら、今から妊活を始めておけばいいだろう。

原体験を振り返る

2人目の妊活は、ありがたいことに、すぐ妊娠できた。
でも、2歳差育児は、本当に本当に本当に大変だった。
3歳差育児より絶対大変だと何度も思った。
今思えば、別に、1年後も不妊なんてことはなく、3歳差育児を計画しても、うまくいったかもしれない。仕事でもほどよく働いて2度目の産休に入ればキャリアのプラスも大きかったかもしれない。

でも、後悔はしていない。
2歳差で妊娠するんじゃなかったとは全く思わない。

大変なこともあるけど、
2人の子どもに恵まれる確証がすぐに手に入ったことは、幸せだったし喜びだった。
2歳差育児だからこその喜びもある。
夫婦で話し合って決めた決断に勝るものはない。

3歳差妊活を成功した友達がいても、別に羨ましいと思わない。

今の悩みを考え直す

もう答えは出ている。

絶対、保活を成功させる100%の確証はない。
だったら、今、内定が取れるもんなら取りたい!
二拠点保育園のデメリットよりも、
半年後、保活が失敗に終わる(仕事がもっとできなくなる、最悪、辞めざる得ない)デメリットの方が大きい。

夫も同様の見解で、
二段階方式で考えていた。
今、内定が取れたら、二拠点生活でOK。
今、内定が取れなかったら、半年後にもっといい保育園に賭けよう。
半年後に保証もないのに、今、申請すらしないで、何もしないで待つのはやめよう。

半年後、もっといい保育園を確保し、一拠点保育園に成功したママ友を羨ましく思う日が来るかもしれない。

それでも、仕事と育児を両立する、その目的のために、その時取れる最善の選択肢に手を伸ばした私の選択は間違えじゃない。

半年後、どこの保育園も確保できず、さらに妥協して保活せざる得ないママ友もいるかもしれないし、そのリスクは、回避できる手段があるなら今、使わないという手はないのだ。

リスクテイクは最大のチャンスを引き出すために必要な資質であり、
私はリスクテイクしないタイプなので、
そういう意味では、もうちょっと冒険してもいいのかもしれないが、
今回は、リスクテイクの最大の損失を現実的に考えて、この決断に至った。
また、それが妊活の成功体験とリンクし、納得感と安心感をもたらした。

保活の結果がどうなるか分からないけれど、
こうやって一つ一つの意思決定を夫婦で話し合ったり、
情報収集したり、
考え抜いたりすることが何より育休の学びになっている。



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