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社内でコーチング勉強会を主催する

暇な社内フリーター、
任期満了まで後2日。

お人よしな私は、
仕事をサボる事が苦手。

よせばいいのに、
気が付いたら、
自分から上司にコーチング勉強会をやらせて欲しいと企画し、講師役を買って出ていた。

どんな心境?

何をしても、
何をしなくても、
時は過ぎる。

どうせなら、
楽しく過ごしたいし、
どうせなら、
人の役に立つ事をしたい。

しかし、
自分が楽しみながら、
人の役に立つ、
という事は本当に難しい。

そう体感できた、
この社内フリーター生活は、
結構貴重な経験だったかもしれない。

社内フリーター生活の、
有終の美を飾るのは、
育休中、
ハマってかじったコーチング勉強会主催。

コーチングを人に教えるなんて、
おこがましい身分なのだが、
それでも、
自分の知っている知識をシェアする事で、
役に立つ事ができるかもしれないので、
チームメンバーの為に開催したいと上司に提案した。

実は、
社内ではグループコーチングが空前のブームになっており、チラホラそこらじゅうで開催しているものの、座学のコーチング研修等は一切なく、とにかく実践を回している状態で、
「学び(インプット)」と「実践(アウトプット)」を回してスキルアップすべきだという信条を持つ私はモヤモヤしており、
それくらいなら、私がインプットの機会を作ってやろうと人肌脱ぐことにしたのだ。

提案はすんなり通り、
上司は喜んでくれ、
30分のミニ勉強会は、
部会に組み込んでもらえた。

暇してるくらいなら、
自分の学びの整理と復習を兼ねて資料を作り、
tipsを皆にシェアすることで、
役に立ちたかった。

勉強会はどうだった?

昨日、無事、勉強会は開催できた。

ドラフトの資料を6割の時点で上司に見せて、
方針の確認とアドバイスをもらって、
一気に資料を完成させた。

上司のアドバイスを反映させたので、
ある程度自信を持って資料を完成させる事ができた。
上司のアドバイスが的を得ていて、改めて上司に対して信頼や尊敬もできて良かった。

イメトレとリハもやって、
迎えた本番。

バカに張り切り過ぎることもなく、
低めのボイスと若干の早口を抑えながら、
いつもの雰囲気で自分らしくプレゼン。

内容を厳選し、
わかりやすいように工夫したつもりで、
自己採点は90点。
良い勉強会だった。

減点の10点は、いつもの感じでやったから。笑
新卒の会社説明会のような目を輝かせ背筋を伸ばして明るい声でやることもできたが、それをしなかったから自己採点としては満点はつけなかったが、そもそも満点を取りに行ってないから今回は上出来だ。

アンケート結果は?

独善的に勉強会をしようとした私。
上司は認めてくれたが、
肝心のメンバーは私をどう評価するのか?

アンケートを作って、
見える化した。

説明の分かりやすさ、資料の分かりやすさ、勉強会の内容、難易度等を指標に分けてアンケートを実施。
今後の活動も見越して、リクエストや期待値を質問した。

概ね、高評価で満足度は高い。

ただ、なぜ勉強会の直後、全員の前では、あんなに褒めてくれたのに、なぜ個別のアンケートには、厳しめに書くんだろう?

そんな人もいた。

無記名だが、こちらには自動的に誰の回答か分かるようになっている。

マジで人間不信になりそうだ。

厳しく評価されるのは、ありがたいのだが、
何をどう改善してほしいのか書かずに、
とりあえず点数を少し下げておく。

世の中にはそういうタイプの人も少なからずいるのだ。

ただ、これは、そういうタイプの人がいるだけで、悪意もなく、なんとなく満点はつけないでおく、まさに自分と似たようなめんどくさい奴なのだ。

ここは華麗にスルーして、
アンケートを全体として分析する。

入社3年目以下には内容が少し難しすぎた。
入社5年目以上には適切だった。
しかし、勉強会に感謝はするが、継続開催してほしいという声はあまりなかった。

現状の実践でやっているグループコーチングの開催(アウトプットの機会)を増やして欲しいが、勉強会(インプットの機会)はそこまで必要としていないと分かった。

勉強会をした事で実践のグループコーチングへの参加の意欲を高める事をできた人もいたが、それは6割程度に落ち着き、そこまで圧倒的な効果を感じてもらう事はできなかった。残念。

自己研鑽としてまぁまぁ課金して習得したコーチング理論とスキル。
勤務中にタダでシェアしてあげたのに、そこまで必要としてもらえなかったり、「まぁ役に立つし聞いてあげてもいいよ」という態度で受け取られるくらいなら、次回はなくてもいいのかな、と気付けたことは良かった。

増員としてチームに置いてもらえた感謝の印として勉強会を開催したのだから、概ね感謝の言葉が返ってきて、めでたしめでたし。

私が変に頑張って勉強会を継続させるのも健全ではないし、「余裕があるからやりました」という自己満足と他者満足が一致する今の状況がベストなのかもしれない。

独善的に、「理論も何も知らないで、場数だけ踏むグループコーチングはよろしくない」と決めつけて、良かれと思って動き回るのもよろしくない。疲弊するだけ。

感想

まぁ、やって良かったと思う。
一応、アンケート結果も、勉強会の満足度は4.67
そこそこいいスコアが出ている。

今後のニーズはなくとも、
今回の勉強会自体に満足してもらったのなら、
よしとしたい。

私は、グループコーチングの輪を会社に広げることで、組織の町医者として組織災害予防の啓蒙活動をしたいと思っている。

おまけ


グループコーチングは、カラオケと一緒で、そこにいて聞く(受ける)専門でもいいが、歌いたい(提供したい)なら、やっぱり見よう見まねではなく、どこかでインプットしてコツを学びたいと思うはずだ。
性善説で考えて、どうせ人にやってあげるなら、上手にやりたいと思うようになるはずだ。

そう信じて、もう少し勉強会や学びへのニーズは、様子を見てみようと思う。

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