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180度印象が変わった映画🎬

中学生のときにテレビで観たときには、何てミジメな映画なんだろう、、、もう二度と見たくない、、、と思い封印していた。

父が映画好きだったため、テレビで毎晩のようにやっていた映画を子供の頃から一緒に観ていた私は、けっこういろんな映画を知っているつもりになっていた。しかし結婚すると、夫はもっと映画を観ていた。

夫は親の職業のお陰で、小さな頃から映画を封切りで、しかもタダで観られるという特権を持っていて、その知識は半端なく、映画について語らせたら、ちょっとした評論家となる。

最近になって、私が中学生のときに封印した映画が夫の好きな映画の一つであることがわかった。

夫が小学3年生のときに父親に連れられて見て大感動した映画。そして私が中学生で観て以来封印していた映画。それはアメリカン・ニュー・シネマの「真夜中のカーボーイ」である。

私は久しぶりに、この映画の封印を解いて観直してみることにした。

最後のシーンで、あまりの感動に涙をこらえることができない私がいた。年齢でこんなにも捉え方が変わる映画があることを初めて知った。その映画は「優しさ」に溢れていた。音楽も素晴らしく、心に沁みた。

年齢とともに意識する老いと人生の終わり。意識の深いところをこの映画は刺激した。

「真夜中のカーボーイ」は、私の好きな10本の映画に間違いなく入ることになった。

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