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#5 セカイ監督の”セカイ観”

先日、お仕事でご一緒させていただいた広告プランナー・クリエイティブディレクターのセカイ監督とお話しさせていただく機会がありました。自分とは全く違う思考ややり方でお仕事をされているセカイ監督の話は興味深く、また自分の価値観が広がるような新しい発見があったので、ぜひみなさんにシェアさせてください。

今回のエッセイのテーマは「自分をよく知る」

よろしければ最後までお付き合いください。

自分を知る

改めて、今回お話を聞かせていただいたのは、広告プランナー・クリエイティブディレクターのセカイ監督です。


制服姿のおじいさんとおばあさんが、現役高校生にも負けず劣らずな学園ラブコメを繰り広げるアイスのCM(株式会社セイヒョー)を始めとし、シュールで目を惹く、思わず笑ってしまうけど、いつの間にかその商品やサービスの良さが伝わっているという唯一無二のクリエイティブな映像を生み出しています。

もしかすると、YOUTUBEで見たことがある!という方も多いかもしれませんね。
今は一旦お休みされているそうですが、YOUTUBEでの発信活動、クリエイター達が集まるシェアハウス「HOUSE IS」の運営、クリエイター専門のオンラインサロン「学ばない学校」の運営など、多様な活動を通して、そのお名前の通り独自の”セカイ観”を発信し続けている方です。

そんなセカイ監督のお話を聞きながら、私が真っ先に思ったことは「この人、自分のことをよく知っているんだな」でした。

自分のこと理解できていますか?

ちょっと唐突ですが、皆さんに質問です。
皆さんは自分のことをどのくらい理解していますか?

自分の好きなもの、嫌いなもの、どんな瞬間に心が弾んで、何が自分を突き動かすモチベーションになるのか、きちんと把握できている人って実はそんなにいないんじゃないかと思うんです。なぜなら、私がそうだから。
自分のことなのに、自分が1番自分を分かってない。

最近になってようやく、「私って文章を書くこと好きだったんだな」「ラジオの仕事が楽しいな」と、自分の好きなもの・興味があるものに気づけるようになってきましたが、少し前の私に「好きなことは何ですか?」と質問をしたら、きっと明確に答えることができていなかったと思います。

自分のことを知るには、楽しいこともそうじゃないことも色んなことを経験して、自分がその事柄に対して何を感じるのかを知る必要があるし、また他人から自分はどんな風に見えているのかを知る必要があると、私は考えています。そして少しずつ”自分”という輪郭を濃く、はっきりしたものにしていくことで、誰にも真似できない自分だけの個性が確立していくのだと思っています。
自分のことをよく知っているセカイ監督はこの2つを徹底してやって来られた方なんだと思いました。

自分を確立させる

だから、こちらからいろいろ質問をしても答えが明確なんです。
好きなものは最新のエンタメ。嫌いなものは事務作業など手先を動かす細かいこと。0から1を生み出すことにはやり甲斐を感じるけど、生み出した1を2、3、10と大きくしていくことには前者ほどの魅力を感じない。だから、世の中に埋もれている面白いもの、誰も手をつけていない面白いものを考えて企画するのが好き。

自分を知っているからこそ、答えにブレがないんです。

そして、自分の弱点部分はそれを得意とする人にお任せすることも非常に上手。
だからこそ、得意や好きを集中的に伸ばすことができて、それがセカイ監督の持っている独自の世界観へと繋がっていくんですね。

自分も相手も分析して本質を見抜く

また、自分をよく知っている人は物事を客観的に分析する力や、物事の本質を見抜く力も長けているんだと感じました。
時折、クリエイターたちの相談に乗るコンサルティングのお仕事もされていらっしゃるそうなんですが、相談者の悩みや思いを聞き出し、望むゴールに辿り着くにはどのように道筋を立てていけばいいのか、そこにコミットしていくのが楽しいとお話しされていました。

ここで少しだけ話が逸れますが、以前お仕事でご一緒させていただいたテレビプロデューサーの佐久間さんの著書の中に、「相談は、解決してくれる人にすること」という内容の文章が書かれていたんですね。当たり前のことじゃない、と思われるかもしれないんですが、皆さん、これ本当に出来ていますか?
私はこの文章を読んだときに、自分はこれ出来てない!ってハッとしました。友人や仕事仲間に悩みを吐き出すだけ吐き出して、一時的に心はスッキリはするけれど、結局解決策は見つからないままっていう経験がしばしば。もちろんそれが悪いことだとは思いませんが、ここで本当に望んでいることは悩みが解決することですよね。だから、明確な答えを提示してくれる人に相談することが大事なんです。

私の仕事のお話も聞いてくださって、こうしてみたらいいんじゃない?俺の話もnoteにまとめてくれていいよ、と快く色々なアドバイスや解決策を提示してくださったセカイ監督が、優秀なコンサルタントとして様々なクリエイターの方に頼られるのは納得だなと、改めて思いました。

さらに大きく広がっていく”セカイ観”

たくさんのお仕事を並行して行いながら、現在進行形で楽しい企画もたくさん考えていらっしゃるようで、「その頭の中に広がっている世界は果てしないなあ」と尊敬の念を頂きながら、一方で、「頭の中一体どんな構造になっているんだろう…」と若干の恐怖も感じた対談でした。笑
とても楽しい時間でした、貴重なお話をありがとうございます。これからも活動を陰ながら応援させてください。

さて、noteを書き始めて2週間ほどになります。
最初は、日々の小さな発見をエッセイとして細々綴れたらいいな、なんて思っていたのですが、最近こんな風に、誰かにお話を聞いて感じたことを自分なりの言葉にして発信することが楽しいなと思うようになりました。
自分のこと記事にしてまとめてもらってもいいよ!という心優しい方がいらっしゃったら、ぜひお声がけください。(お礼は美味しいお菓子とか、お茶代くらいになりますが…)

あ、こんな風に、「これ楽しいな」に気づくことができたということは、さらにまた1つ自分を知ることができたってことですね。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。


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