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#3 佐久間宣行さんの教え

先日、お仕事であるビッグネームの方と対談をさせて頂く機会があった。
お昼ご飯が喉を通らなかったくらい、ガチガチに緊張して当日を迎えたのだけど、
本当に多くの学びを得る事ができたので、気持ちの整理と、皆さんへのシェアを込めてお話しさせてください。

今日のテーマは、「加点する」です。


物事は加点式で考えようって話

勿体ぶるのもなんなので、先に言っちゃいますね。
そのビッグネームな方とは、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんです。
「ゴッドタン」「あちこちオードリー」「ピラメキーノ」などたくさんの番組を手掛けてこられました。また、2019年からはニッポン放送のオールナイトニッポンでラジオパーソナリティも担当されています。

私は去年の10月から、コミュニティFMでラジオパーソナリティのお仕事をさせて頂いているのですが、マスコミ業界はもちろん、ラジオパーソナリティとしても大大大先輩なわけです。

そんな方との対談なんて、緊張しないわけがない。
ただでさえ緊張しいなのに!!
ということで、準備に準備を重ね、ここ半年ほどで一番気合を入れて当日を迎えました。

2つの発見

緊張はしていたものの、こんなこと滅多にないせっかくの機会。
良いところをたくさん吸収して帰ろうと、佐久間さんの一挙手一投足を注意深く観察していました。(もちろん、無駄に話しかけたりお邪魔になるようなことはしていませんよ)

そこで私は2つのことに気がついたんです。

まず1つは、声がとても大きい!

現場入りされた時の、「よろしくお願いします」の声。
ご本人が持たれているオーラは勿論なんですが、それに加えて、この声で現場がピリッと締まるような、凄い人が来られた、という雰囲気に一瞬で変わったんです。
挨拶はコミュニケーションの第一歩、なんて言いますが一声だけでこんなに雰囲気を変えてしまう方を私は久しぶりに拝見しました。

続いて2つめは、話の引き出しが多い!

今回の対談は、佐久間さんが書かれた「ずるい仕事術」という本をメインとしたお話でした。

(事前に読ませて頂きましたが、すごくわかりやすくて、とにかく文章が上手です。サクッと読めるので是非)

私はこの本に書かれている佐久間さん流仕事術を聞き出す役だったのですが、
まだまだ経験が足りないひよっこアナウンサー。
あろうことか、ほとんど同じ内容の質問を2回してしまったんです。
やってしまったと、自分でもサーッと血の気が引いていくのが分かったのですが…流石でした。

ほとんど間髪入れずに、違う角度から回答をしてくださって、試聴している方が違和感を覚えないような雰囲気にしてくださったんです。その頭の回転の速さと、話の引き出しの多さはどうやって身につけているんだろうか。
本番中にも関わらず、一瞬ぽかーんと口が開いてしまいました。

加点式で考える

本当に色々なことをお話しくださったのですが、
中でも心に残った話があるのでシェアします。

それが、物事を加点式で考えること

最初から100点を叩き出そうとするのではなく、他人に迷惑がかからない、プロとしてこれだけはやっておくべきだろうという所をスタート地点として、さらに良くするには?さらに面白くするには?とどんどん加点していく考え方です。

これ、すごく良いと思いませんか?

初めから100点を目指すことも、勿論悪いことではないけれど、その為にあれもこれも、ってやることいっぱいでちょっと疲れちゃいますよね。
それで、仮に100点が取れなかった時には自分を追い詰めちゃう。

これをしないだけで、断然心が楽になると思うんです。

1人大反省会

イベントからの帰り道、あそこがうまくいかなかった、あそこもっと良い繋ぎ方があったんじゃないかと頭の中で1人大反省会を開催していたのですが、この時唐突に「あ、この反省会自体が、減点式だ」っていうことに気がつきました。

出来たところも、うまくいったところもあるはずなのに、そこには目をくれず、
出来なかったところばかりにフォーカスを当てる。
そして、自分には才能がないんだ…と自分で自分を追い詰める。

これは、私が最初から高い理想を掲げすぎたからなんです。自分の力量も自分でちゃんと把握できていないのに、周りにはこの人は出来る人だって思ってもらいたい。だから、無理して理想の自分を作り上げ、うまくいかなくて、自己嫌悪に陥るんですね。

この考え方から卒業しよう、と本気で思いました。

早速あったよ、いいこと

とはいえ、思考の癖はすぐに治るわけではありません。
どうして私はこんな事もできないんだろう…と自分を追い詰めることはまだまだあります。

ただ、その思考から一旦立ち止まることができるようになりました。

今週末、イベントの司会の仕事があったんですが、1日目にちょっとうまくいかなかったなあと思うところがあって。申し訳なさからか、なんとなくスタッフさんの顔が見れなかったんですよ。
でも、プロとして最低限の仕事はしている、だから今日は昨日よりも10点でも良いパフォーマンスができたら花丸、というような気持ちに切り替えて2日目に臨んだんですね。

そうしたら、ちょっと気持ちが楽になったのか、昨日よりも現場が楽しくて、そこに居合わせたスタッフさんに「今度お仕事お願いするかもしれないから、名刺ちょうだい」と仰って頂きました。

早速良いことありました、佐久間さん。

またお話ししたいな

いつか、次は今よりもっと自信を持ってお会いしたいなと思います。
その為には、1ミリでも2ミリでもいいから日々ちょっとずつ成長していくことですね。

これからもオールナイトニッポン聴くぞ。
横浜アリーナのラジオイベントも行きたいな。

そうそう、今回色んなことを学ばせて頂いたんだけど、それよりも何よりも、
好き、が1増えたことが1番嬉しいかもしれません。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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