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#5社会人-紆余曲折-

専門学校を卒業し、無事国家試験も合格し社会人になった。

今までは、お金も自由も時間もなかったため、
3年目ぐらいまで欲望が一気に爆発して散財した。

一方で勉強会や研修にも積極的に参加し知識、技術に切磋琢磨した。

4年目の春頃、可愛がってくれた先輩が退職し、その後任を任された。
が、5年目に先輩や上司と関係が悪化。

ちょうどその頃、父方の祖父の体調が悪く、家族総出で介護にあたった。
それを機に在宅や終末期医療に興味を持ち、その職場を退職した。


終末期を主とした新しい職場で、
また素敵な先輩や先生(医者)と出会った。

職場環境もよく居心地が良かったが、
尊敬する先生が退職してしまうことを知り、結婚を機に私も退職を選んだ。


そして、いよいよ在宅医療の世界に飛び込んだ。
職員の待遇はとても良かったが、思っていた「在宅医療」と違った。
患者さん主体より、医療者が主体になっている印象だった。



そこでもまた「医療」とはなにか、と考え出した。


入院して退院したくて仕方がない人が多い。
そのためにリハビリを頑張る。

そして自宅に帰ったら、自宅の主が主体。
だからその人の生活に沿った医療を提供する。

終末期は残された時間の中で本人、家族が安心できる環境を作ること。

ただそれだけ。

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