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問:旅人ができるgiveはなんだろう。-ルーツを探すバイオリニスト🎻
LAC柳川にて1週間過ごしていた時のこと。
私の到着翌日に、ルーツを探す旅をしているバイオリニスト🎻がやってきた。
たった1泊だけの旅人。
そんな彼からもらったgiveについて書いてみる。
旅人ができるgiveってなんだろう
8月にTABIPPOさん企画のしもかわ未来ツアーに参加させていただいた時、
運営の方が「give」の心を持って参加してほしい、とおっしゃっていた。
この話を起点に思考が巡った。
旅をすればいつも、
そこで出会う人々との対話や情景を肌で感じることを通じて、
幼い頃に無くしてしまったモノ、長く連れ添うことになるようなモノ、自分を新しい場所へと連れて行ってくれるモノ…
などなど本当にかけがえのないものとたくさん出会わせてくれる。
そして、そんな自分を受け止めたり、前に進めてくれたりする。
与えようとしているわけではないだろうに、
与えてくれている。
常にそんなgiftをくれる土地に、人に、giveをする。
そんな姿勢を持てるようになりたい。
人生に対して能動的でありたいので、ただ旅を消費するようではありたくない。
そんな思いから、自分がどんな風を運びたいのか、考えてみるようになった。
どんな風になりたいか。
旅人ができるgive
・ゴミ拾いをする
・町の情報を発信する
・友達を連れてくる
...
色々なgiveがあるかもしれない。
風の人、土の人と言われる中で、自分はどんな栄養を運ぶ風でありたいのか。
そう考えた時、印象に残るシーンがあって
その土を素敵に活かせるように
対話を通して豊かな時間を運べる風になりたい。
と思った。
それはどんな時間なのか。どうそこにたどり着くのか。
自分なりの答えを出していきたいと思っていたころの話。
バイオリニスト、来たる。
ゲストハウスのフリースペースに、私とオーナーさんがそれぞれ別の作業をしていて、
長期滞在の2人が戻り、
バイオリニストが2階ドミトリーから降りてきて…
不意に集った夜23時。
初対面となる彼に、「どうして、柳川に?」という質問を皮切りに話が展開される。
自分の祖母が柳川の生まれ育ちで、ルーツを知りたくてやってきた。(from北海道)
ルーツを知ることは、自己理解につながる。
自分がなぜそういう思考・行動をするのか合点がいくはず。
旅にテーマを持たせると、充実することに気付いたから、今回のテーマはルーツを探る旅にした。
自分、バイオリン🎻を弾いていて。あ、よかったら持ってきますよ。
24時。小音になる器具をつけ、久石譲のsummerや千と千尋の神隠しの音色に包まれる。
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弦を押さえる時の指の震わせ方で、音に奥行きが出る。
バイオリン🎻の音の出方で自分の状態がわかる。
クラシカルではなく、モダンなバイオリンの活動のこと…
などなど。
色々なことが気になっては、深めて、深め合ってという濃い時間だった。
彼が運んでくれた栄養
・新しい・ワクワクす考え方のタネ
思想的なテーマのある旅、が面白い
テーマを持った旅だと、どんな旅の仕方になるのか。いつもと変わるのか。旅の前後で変化はあるのか。
テーマを持った旅をする、をやりたい。
自己形成は遺伝と環境で決まると言われつつも、環境で納得できることが多く、あまり遺伝的な思考をしたことがないから斬新だった
・好きを起点に語られる新しい世界
自分の知らない世界について、熱を持ってその面白さを語ってもらえる。その熱の源泉は、好き。
好きを持って語られる話は色彩が豊かだ。
心が、踊る。
彼は、旅をしながら旅をさせてくれた。
お土産としてもらった新しい考え方というタネから、芽が出た🌱
まるで旅、な対話を届けられるような風になろう。
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