願い事の持ち腐れ

もしも魔法が使えて夢がひとつ叶うならば、貴方は幸せになれますか?

願い事の持ち腐れ
一度きりの魔法なんて
あれもこれも欲が出て
今すぐに決められないよ

合唱部にもNコンというものがあって、毎年課題曲を作る有名人が発表されていた 中二の夏の課題曲の作詞者がセカオワ miwaに続いての秋元康だとわかった時 がっかりした反応をしたのは私だけではなかった が 私はこの課題曲の詩が案外好きだった 練習は厳しかったし 学年の仲もそんなに良くはなかったけど 推しの先輩もいたし 家での地獄に比べたら 幸せな時間だった 長い長い練習のあとの地獄の塾も 私には部活も塾も一緒の友達が1人だけいたから乗り越えられた 家で酷い仕打ちを受けている時も必ず横に妹がいた この暗黒期を乗り越えられたのは 妹とあの友達と推しの先輩のおかげかな、後者二人は私の存在なんて覚えてすらいないと思いますが。


この歌で主人公は唯一の魔法を
些細なことから争ってる2人に仲良くして
という願いで使ってしまいます

願い事に悔いは無い
自分のためじゃ迷うだけ
(中略)
叶えたい夢は多いけど
本当の願いは何か
見つけられたならしあわせ

よく「もっと自分に優しくしていいんだよ」とか「もっと自分がしたいようにしていいんだよ」と言われるけれど 私は自分のしたいことが本当にわからなくて 人のためにしか生きられない 人に認めてもらうことでしか自分の存在価値を見いだせない そんな承認欲求の塊でしかない醜い人間で

でも ふとたまにこの歌を思い出すと 願い事が自分のためじゃなくても 自分のために使えなくても いっかーとなります


自分のために生きるってものすごく難しいからね。ああー、推しの先輩はどうしてるかなあ~~貰った名札家出する時持ってきたんだよ(重い)

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