35歳女、無期雇用派遣社員を辞めて、この春。
私、無期雇用派遣社員ではありますが、復帰先はないと育児休暇を取得する前に担当営業より宣告されています。
0歳児がいる人に紹介する仕事はない。
お子さんもできることですし、近所でパートとか探した方があなたのためですよ。と。
残酷だなぁ。
派遣社員から無期雇用派遣になってから3年。
交通費が支給されるようになっただけ。
昇給は1円もなし。
賞与ももちろんなし。
私の産休に伴い補填された新規の他社派遣会社の女の子は、私より200円も高い時給で働いていた。
重ね重ね、世は残酷であるなぁ。
頑張ってきたのになぁ。
地元にUターンして5年間、一つの製品を担当し、現場から叱責され他部署と連携しやっと運用できる様になったところで、人に渡さなければならなかったこと。
数年単位で管理しやすいようにシステムを作り、それでも3ヶ月引き継ぎ時間とってもほかの派遣社員には知識的に無理だから、と正社員の方に引き継いだ。
派遣先の正社員さんからは、「ずっとうちの正社員だと思ってました。」「派遣ならもう戻っては来てくれないんですか!?」「君だからやりやすい仕事がたくさんあるのに」と、お世辞でも嬉しことを言ってくれたので、とっても悔しいことが書き切れないほどあったけど、ありがたい事だと、悔い残してはいけないと言い聞かせた。
そして4月から息子が保育園に入る。
夫は、絶賛うつ治療中である。
そう、私がこの春立ち上がらねばならない。
この家族3人を支えていかなければならない。
派遣社員で0歳児のいる35歳、転職。
仕事も少ない地方だけど、選んでられない。
夫の社会復帰までを支え、息子を健やかに育てる事。これが35歳の私に課せられた使命なのだ。
今は、息子と暖かい窓際で添い寝してる。
それもあと2週間。
掛け持ちでもなんでもして、休みがなくなっても、お金って大事ですからね。
お金があると、心が豊かになる。
お金がないと、心に余裕がなくなります。
せめて、貧乏ではない生活。
つまりは夫と息子を笑顔にしたいのです。
私は…1番最後でいい。
2人が笑ってくれたら、笑えそうな気がします。
そんなことはない!
お金なんかより
父母がいつも寄り添っていれば
子供は幸せなんだ!
もっと子供といる時間を大事に!
果たしてそうかなぁ。
全ての家庭に当てはまるわけではないので、そういう意見は苦手です。
家庭を顧みない父や夫に苦言を呈す世論もありますが、必ずしもひどいなとは思いません。
家庭を顧みないほど働いてくれたおかげで、子供に着せる服を変えたり、一緒に散歩するベビーカーを買えたり、離乳食を丁寧に作る時間が持てたり、子供を愛する時間を与えてくれてるのも、暮らしを豊かにしてくれるパパのおかげじゃないかなぁって、思うこともあるからです。
私の旦那さんがもしそんな人だったら、「ありがとう、では私は家を守ります。何時に帰ってきてもすぐ休めるように、清潔に、少しでも疲れを癒せる空間になるような家を作ります」と思考えると思います。
世の中のパパさん、いつもお疲れ様です。がんばってください。
(ただ、奥さんや子供たちを裏切る行為をしていないに限る)
所謂、そういう存在に私はなりたいのです。
夫よ、君がもっと家で心を休めて、明るく笑えるようにするからね。
息子よ、毎日保育園であったことを楽しく会話できるような楽しい家庭に、明日が来ることが待ち遠しい毎日を送れるように、頑張るからね。
私の身体、長生きしてね。
一緒に頑張ろう。
家族で1番最後に死にたい。
私、夫と出会う前、自分はいつ死んでもいいように、その時やりたいことをやろうと生きてきたんですよね。多趣味と言ってもインドアなものばかりだけれども。
毎日「明日はアレやろう」って考えて眠りについて、飽きては次の趣味へ。この世に知らない事があるまま死ぬのが嫌で、その欲求が満たされた時は「あぁ明日死んでもいいわ。死ぬ瞬間今日のこと思い出すだろうな」って何度も思いました。
それが今、真逆になっちゃって。
守るものができるって、こういうことなんだっていうのを痛いほど感じています。
過去の自分を鼻で笑っちゃいます。
そう生きている人を笑うわけでなく、私は自分の気持ちが変わりやすいのを昔から知っているのに、何を言ってるんだ、と。
夫と息子と何気なく過ごしている時間が永遠に続けばいいのに。
本当はね、働かず家でずっと3人で居たい。
でも、そうはいかないから、頑張るね。
君たちが笑顔でおかえりって言ってくれたら、私も笑顔になれるってそう思っています。
この春、勝負だね。
新しい人生の始まりだ。
よっしゃーーー!
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