ハッピーエンドが読めない。だけど、
これは少し前までのわたしのお話。
わたしはハッピーエンドな結末を迎える物語が苦手だ。
途中まで読者であるわたしと一緒に苦しんでいたのに、主人公は明るい未来へと旅立ってしまう。
わたしは置いていかれたくない。
だからこそわたしはバッドエンドな結末を迎える作品を好んで読むことが多い。最後までずっと一緒に主人公が苦しんでいてくれるから。
しかし例外もある。それは「メリーバッドエンド」だ
わたしはメリーバッドエンドの物語が大好きだ。
一見すると不幸、だけど当人たちは幸せ。不思議とこのタイプの物語は置き去りにされる感覚がないのだ。
むしろこんな愛の形があったらいいなと思うくらいである。
2人だけの世界でずっといられるのって幸せじゃない?
幸せって万人に理解されるものである必要なんてなくない?
わたしもいつか大切な人ができたらこんな世界を作っていきたいって思っちゃうな。
メリーバッドエンドはわたしの理想の具現化なのかもしれない。
なんて今でも思ってるけど、昔よりは主人公に対して素直な気持ちでページをめくることが出来ている気がするから、ハッピーエンド、少しずつ読めるようになってるよ。
白馬の王子様じゃなくたって、いつかわたしにもハッピーエンドが訪れますように。(メリーバッドエンドでも大歓迎です)
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