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どこに行っても、結構自分は自分だったよ

5月末に無事、5ヶ月間のフィンランド留学が終わり日本に帰ってきました。
留学日記の最後も、雑記のような感じで、帰国の前後で感じたこと考えたことを書き並べてみます。



私が帰国する1週間ほど前、同じく留学生で1つ年下の日本人の女の子が先にフィンランドを出発しました。

その子は私より半年早くフィンランドに来ていた1年間組の1人で、共通の友達を通して知り合いました。
日本でも英語をバリバリ使う学部で勉強していたみたいで、英語はもちろん、韓国語も少し話せる子です。
留学終了後の夢も明確に決まっていて、その夢に向かってずっと進路を決めてきたと話してくれました。
そんな、これまでたくさん努力をしてきてここにいるんだろうなというカッコ良さが見える子です。

それに加えて、人との接し方が本当に上手く、頭の回転も速くて、時々すごすぎてちょっと怖いなと思わされるくらい、その場を上手く回す力に長けている子でした。

その子とは数人でごはんを食べる機会が何度かあって、ある日(ちょうどオーロラが見えた日)の夜、ごはんを食べながらみんなで自分の内面の話やこれからのことについて話したことがありました。
そこでその子は「私自分がどんな人かわからないんですよね、だからフィンランドにいる間に気づいたことをメモするようにしていて」と話してくれました。
こんなすごい子でも自分がわからないって思ったりするんだな〜と思ったと同時に、私の状況と少し似ているなと思って親近感が湧いたのを覚えています。

そこで自分が何をどこまで話したかはちゃんと思い出せないけど、その夜は自分の考え方や内面の話をお互いに色々しました。

その子がフィンランドを発つ日、「まだ出発する実感がわかなくて、頭も心も混乱しているけど、○○さんには絶対連絡しないと!!と思って。」と連絡をくれました。
続けて、私の考え方やアドバイスが素敵だと思いました、これからも色々相談する仲でありたいです、と書いていてくれました。

そのことがすごく嬉しくて忘れられなくて、自分がこうありたいと思う人間像ってこれかもしれないな、と思ったのです。

留学期間中、外国人の友達ができたり海外に旅行したり、英語を使いながら日本ではできなかったであろう経験をたくさんしました。
英語力に関しては、まだまだ自分の思いを100%正しいニュアンスできちんと伝えることができないなと思ったし、逆に帰国してからの勉強のモチベーションに繋がったような気がします。

留学最後に気づけたのは、周りの人の話を聞いて理解して、一緒に考えて、自分の意見も伝えてみたりして、その人の生き方に寄り添える人であることが、自分の理想の姿なのかなということでした。

それを英語でやるにはまだまだ力は足りないし、相手の文化や話し方をきちんと知らないままでは踏み込むのがものすごく難しくて、日本語で日本人の子と話すときと同じようにはいかないなというのが正直な感想です。
だから英語はこれからももっともっと勉強していきたい!


自分の近くにいる人の心をじっくり温められるような人でありたくて、その方法として私にできるのは、話を聞くこと、一緒に考えることなのかな。
キャリアに対して大きな夢を持つことは自分にはあまり想像できないけど、自分と関わった人の心がじんわり温かくなるような関わり方をしていきたいな、と思いました。

フィンランドで出会った彼女に対してはもしかしたら少しでもそれができたのかもしれない、そう思わせてくれた彼女からのメッセージがすごく嬉しかったです。






もうひとつ、海外に出てみて、自分の大切なものはもう既に持っていたのかもしれないなとも思いました。

家族や友達、好きな人たちと離れて海外で暮らすことは想像していたよりも少し辛くて、その反動でか日本にいる人のことを考えることが増えました。

思い出すのは、いつも隣にいてくれる人たち、家族、じいちゃんばあちゃん、高校のときに仲が良かったけど最近会えてない友達、、
あの子元気かな、久しぶりに会いたいな、と思う人がいて

最近会ってないあの子とはよくこういう話をしていたな、あれからどうなったかな、あの子のこういうところが好きだったな、と色々な思い出が浮かんできました。

そう思えた人のことをもっと大事にしなきゃ、と思いました。帰国するから会ってねというのを口実に、会いたい人にたくさん連絡しました^_^






5か月間の留学という大きな経験を通しても、(気づいていないだけかもしれないけど)自分の内面で大きく変化したと思う部分は無くて、いつもの自分の感覚で色々なものに触れてきたような気がします。
日本を離れてみてわかる日本の良さも、逆に海外生活でいいなと気づいた部分も、全部がそのままの自分の感覚で感じたものだと思っています。

だから、今の自分は、けっこう自分なんだなと思いました。
自分がわからない、軸が無い、と落ち込んでいたときもあったけど、自分の中で大切にしたい人がいて、大切なもの・ことも確かにあって

大切なものがあるっていうことがそもそも愛おしいし、
それを壊さない範囲で自分が決めて行動する分には、全部自分らしいって言っちゃって良いのかもな!とゆるゆるな結論に至りました。


さてさて、留学が終わって2024年ももうすぐ下半期に突入。明るい未来を想像しながら頑張っていきたいです。

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