口頭での言語化に対する苦手意識
私は口頭での言語化において
相手に伝えようとすればするほど蛇足が増えてしまう傾向があるらしい。
説明下手なのだ。
しかし、文字に起こすのは割と得意なのだ。
媒体は違えど、人に言葉を伝えるという点では同じだ。
では、何故口頭ではこんなにも伝えたいことが伝わらないのか。
何故こんなにも苦手意識がついてしまったのか。
理由を書き出してみることにした。
・口頭では、相手の反応を見て伝わっていないのではと不安になる。
・文字に起こすことより、口を突いて出る言葉の方が考える速度が早い。
・頭の回転は早い方でないため、考えることと言葉に出していることで頭が一杯になり混乱する。
・文字を書き出すことと違って口頭で話すことは言葉が逃げていく感覚がある。
逃げてしまった言葉を追いかけることと
これから話すこと、そして相手の反応など多数の要因が私の苦手意識を高めている。
また、私は人間関係を構築するためのコミュニケーションにおいても同じような苦手意識がある。
それに加えて今までの人間関係の経験においての成功体験ならぬ失敗体験におけるトラウマや嫌な思い出がより私の人間関係を狭めさせた。
私の偏屈な完璧主義もそれを加速させる要因だろう。
言った後で
「あれは言わなくてよかった。」
「なんであんな事口走ったんだ。」
そういう後悔をする。
嫌われないように完璧で優しい私の思い描く聖人になろうとする行為が本当の私自身を苦しめた。
「本当の私は誰にも受け入れられない。」
そんな風に深層心理では思っているからだ。
だから、私は人間関係を構築することを避けている。
今となってはそれを改善したいとも思わなくなった。
そうして、未だに説明下手の私は家族に説明する度に
息をすることを忘れるほど一度に言葉を吐き外に出している。
相手が分かってくれないと分かっていても。
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